レクレーション療法とは
レクレーション療法は、その適用範囲は広く、遊戯(ゆうぎ)療法とも言われ、芸術療法、集団精神療法の一部に含まれます。レクレーション療法の原理は、一般的に行われている遊び、ゲーム、スポーツなどを単独ないし集団的に用いて、これらに含まれている治療上効果のある要素(因子)を活用することです。
- 治療因子と効果
- 従来から注目されてきた治療因子は、レクレーション過程に含まれている協力的、競争的、外向的などの点や、感情を抑制することなく自己を表現できる点などがあります。レクレーションの過程では、ご利用者の緊張感が解け、うっ積した不満や不安は、発散され、相手に対して親近感が生じ、グループ感情が湧いてくることが期待されます。
種類として、季節的なものとして、かるたとり、お花見、盆踊り、運動会、クリスマス会、演芸会等。集団的なものとして、遠足、映画鑑賞、フォークダンスなど。ゲーム的なものとして、バレーボール、卓球、ゲートボール、囲碁、将棋、オセロなどがあります。