禁煙外来について
カウンセリングと補助薬を利用して、禁煙(断煙)をサポートする外来です。
禁煙(断煙)外来は、完全予約制です。初診の方は、下記受付時間内に、お電話お問合せください。
受付時間 |
月~金曜日 午前10:00~午後3:00 |
担当窓口 |
住吉病院 外来 電話 055-235-1521 |
喫煙と禁煙外来の説明
「禁煙すると、逆にストレスがたまって、どうなってしまうのか心配」と考えてらっしゃいませんか?
実は、きちんと禁煙できれば、現在よりもイライラする回数が減り、ストレスにも強くなります。
タバコを吸うことが、様々な病気(肺がんや慢性閉塞性肺疾患などの呼吸器疾患のみならず、全身の様々な悪性腫瘍、脳卒中、心筋梗塞などの動脈硬化による疾患)になる確率を上げてしまうことは、すでに世界中が知るところになっているので、ご存知の方も多いでしょう。
そして、それは自分だけでなく周囲の人にも被害を与えてしまっています。
そんなことは分かった上で吸っていると考えている人も多いでしょう。ところが、「止めようとしたけど止められない」「吸う理由も特にないけど止める理由も特にない」、「タバコは自分に必要なのでやめるつもりはない」という考え、実はこれら全ては『ニコチン依存症』という脳の病気にかかってしまっているために、ニコチンによって強制的に引き起こされている感情なのです。
禁煙外来では、禁煙によっておこる離脱症状を軽減するための禁煙補助薬を活用しながら、患者さん個人個人にあった無理のない禁煙(断煙)ができるよう、医師や看護師がカウンセリングやサポートを行っています。
これまでにも少しは止めよう思ったことがある方、迷っている方、不安な方、自己流で何度も失敗している方などは、是非一度お問合せください。
利用対象者について
禁煙治療を保険診療で受けるには、つぎの条件があります。
- ニコチン依存症と診断された方(初診時に問診等で確認いたします。)
- 1日の平均喫煙本数×これまでの喫煙年数=200以上
- 1ヶ月以内に禁煙(断煙)を始めたいと思っている。
- 禁煙治療を受けることに文書で同意している。
(過去に健康保険等で禁煙治療を受けた経験のある方は、前回の治療初回診療日から1年経過していることで、再度、受診することが可能です)
禁煙(断煙)に向けて
治療内容等
約3ヶ月間 合計5回の予定に従い、受診していただきます。
治療前の問診、診察 |
禁煙治療のための条件の確認 |
受診時期 |
- 初回診療
- 再診1(2週間後)
- 再診2(4週間後)
- 再診3(8週間後)
- 再診4(12週間後)
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治療内容 |
診察
呼気一酸化炭素濃度測定
禁煙実行・継続に向けてアドバイス
禁煙補助薬の処方
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使用するお薬について
禁煙(断煙)のために補助薬が使えます。禁煙(断煙)後の離脱症状を緩和し、禁煙(断煙)を助けてくれます。
禁煙開始時に使用する量の薬は、処方箋が必要な薬です。
- (1)ニコチンバッチ(ニコチネルTTS)
- ニコチンを皮膚から吸収させる貼り薬です。毎日1枚皮膚に貼り、離脱症状を抑制します。
- (2)バレニクリン(チャンピックス)
- ニコチンを含まない飲み薬です。禁煙時の離脱症状だけでなく、喫煙による満足感も抑制します。禁煙を開始する1週間前から飲み始めます。12週間の服用。