精神科には、身体の病気による精神変調に加えて、統合失調症(旧:精神分裂病)、気分障害(うつ病、躁うつ病)の方をはじめ、摂食障害(拒食症、過食症)や不安性障害、アルコール依存、並びに薬物依存、発達障害、高齢者精神障害の方も来院されます。
弊病院では、多職種によるチームでご利用者一人一人に合わせて様々な治療や対応をとります。お話に耳を傾けることに専念することもあれば、いわゆる薬物やカウンセリングによる治療を行う場合もあります。全く薬を使わないこともありますし、必要とするお薬をなるべく効率的に処方させていただく場合もあります。
症状の重い方やどうしても必要な場合は入院をお勧めする場合もありますし、必要な検査をさせていただく場合もあります。
また、基礎となる身体の病気の治療を優先させていただくこともありますし、ご本人よりもご家族に対する対応が重要な場合もあります。
ただ、精神科に限らず、病院にできることには限りがあります。回復の主役はあくまでご利用者ご自身で、ご本人の「治りたい」という気持ちがとても大切です。