新入職員のお知らせ
- 2025.01.16
- 日記
公益財団法人住吉偕成会では、常時新たな職員を雇用していますが、この度、新しく入職することとなったスタッフをご紹介します。弊法人では心身の健康やリハビリテーションにポジティブな影響を与える試みとして「交流事業」をご提供する取り組みを始めており、Animal Assisted Therapy(AAT:動物介在療法)もその一環ですが、この度、そのための専門スタッフとしてビーグル犬のきょうだいが法人に入職する次第となりました。どちらも警察犬訓練所でのトレーニングを経ての就職であり、どちらも法人で働きながら警察犬としての専門教育も受けてステップアップを目指し、広く地域への貢献ができるように私たちもサポートしていく予定です。それぞれの名前は年長の方がマルコ(Marco)、年下がフランコ(Franco)です。私が名付け親ですが、思いのある名前をつけさせてもらいました。

当法人でのAAT開始にまつわる準備や理論的バックボーンについては、弊ブログの過去ログをお読みください。思えば一昨年5月にデンバー大学の Philip Tedeschi 教授から学びを受けて法人内で準備を開始したのが始まりでした。Tedeschi 教授はアニマルセラピーの権威で、デンバー大学で教鞭をとりながら、アニマルセラピーの研究や実践に多大な貢献をされてきました。特に、 One Health (ワンヘルス)として知られる概念の提唱者でもあります。 One Health は、人間の健康と動物の健康、そして環境の健康が密接に関連していることを理解し、総合的なアプローチで取り組む考え方です。
それと同時に Tedeschi 教授は Animal Assisted Therapy (動物介在療法)の重要性を強く訴えており、その効果や可能性について幅広く研究しています。動物とのふれあいや関わりが、心身の健康やリハビリテーションに与えるポジティブな影響は、数々の研究で実証されています。アニマルセラピーは、動物を介在させることで人々の癒しや精神的な安定を促す手法であり、さまざまな疾患や障害の治療や予防に活用されています。
私は小さいころに犬との間で子どもとしては辛いことがあって以来、犬には大の苦手意識がありましたが、昨日マルコと出会って犬が苦手な私でしたが、50数年ぶりに犬に触れることができました。動物との関係性の回復の一歩を踏み出せた気がしました。 皆さま、新しいスタッフをどうぞよろしくお願い申し上げます。
アニマル-アシステッド・セラピー(AAT) – 公益財団法人 住吉偕成会 住吉病院
アニマル-アシステッド・セラピー(その2) – 公益財団法人 住吉偕成会 住吉病院
アニマル-アシステッド・セラピー(その3) – 公益財団法人 住吉偕成会 住吉病院
アニマル-アシステッド・セラピー(その4) – 公益財団法人 住吉偕成会 住吉病院
アニマル-アシステッド・セラピー(その5) – 公益財団法人 住吉偕成会 住吉病院
アニマル-アシステッド・セラピー(その6) – 公益財団法人 住吉偕成会 住吉病院
アニマル-アシステッド・セラピー(その7) – 公益財団法人 住吉偕成会 住吉病院
アニマル-アシステッド・セラピー(その8) – 公益財団法人 住吉偕成会 住吉病院
最後までお読みいただいた方、ありがとうございます。
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