7月11日は世界ベンゾジアゼピン啓発デーです

ベンゾジアゼピン系薬の長期・漫然使用の問題点は広く知られるようになり、向精神薬の使用全般についても考える人が増えている気がしますが、毎年7月11日は「世界ベンゾジアゼピン啓発デー (W-BAD) 」としてベンゾジアゼピン系薬の依存性について普及啓発などのソーシャルアクションを起こそうという呼びかけの日となっています。世界ベンゾジアゼピン啓発デーは、医療的に誘発されるベンゾジアゼピン依存症、その副作 […]

ご家族のつどいお休みのお知らせ

毎月第2土曜日の午後開催している「ご家族のつどい」ですが、7月13日に予定していましたものの、当日が住吉病院の精神科救急の当番日にあたるため、申し訳ありませんがお休みとさせていただきます。 楽しみにしてくださっていた方々、申し訳ありません。8月は夏休みをいただきますので、次回のご家族のつどいは9月14日を予定しております。 またお目にかかれますことを楽しみにしております。 最後までお読みいただいた […]

RADAR試験における質的調査

https://sumiyoshi-kaisei.jp/blog/2024/05/15/post-74917/ のブログで触れた、MoncrieffらのRADAR研究の結果は2年後の再発率や再燃率に関しては華々しいものではありませんでしたが、この試験における参加者の抗精神病薬の減量または中止における経験について調査された研究がありました。 Morant N,et.al.:Experiences o […]

GARMED(ガイド付き抗精神病薬減量法)試験

RADAR試験では、抗精神病薬の減薬方法についての統一的な指針は提供されていませんでしたが、前回弊ブログでご紹介したhttps://sumiyoshi-kaisei.jp/blog/2024/05/21/post-74927/2021年のHorowitzらの論文に続いて、Liu Chen-Chen,Hsieh Ming H,et.al.:Guided antipsychotic reduction […]

再発リスクを最小限に抑える抗精神病薬治療の漸減法

https://sumiyoshi-kaisei.jp/blog/2024/05/15/post-74917/ のブログで書きましたが、MoncrieffらのRADAR研究の結果からもわかる通り、抗精神病薬の減薬断薬についての方法論はなかなか難しいとされていますが、Horowittzらは2021年にこのような論文を発表しています。 A Method for Tapering Antipsychot […]

RADAR研究から学んだもの

Joanna Moncrieff らの行っていた、イングランドでの統合失調症とその他の再発性精神病性障害の患者における抗精神病薬の減量及び中止対維持治療(RADAR試験):非盲検並行群間無作為化対照試験についてLancet誌に発表されており、オープン・アクセスなので読んでみました。全文はこちらから読むことができます⇒Antipsychotic dose reduction and disconti […]

就業・生活支援センタースタッフ募集

弊法人のすみよし障がい者・就業生活支援センターでは、現在就労支援スタッフを募集しています。 当センターは、山梨県で初めて精神障がいをお持ちの方が働いて元気になることに注力する就業・生活支援センターとして2008年に開設されて以来、活動を続けてまいりました。当センターは、IPSモデル型のサービスを提供していることやリカバリー志向型の就労支援であることを示す1つの根拠である日本版個別援助付き雇用フィデ […]

精神保健福祉法が改正されました

今年の4月1日から改正された精神保健福祉法についての通知が厚生労働省から発表されています。 令和6年4月から開始される取り組みのなかで特筆するものとして、 精神科病院における虐待防止に向けた取組の推進が明記されました。その骨子は、 というもので、職員の虐待を受けたと思われる患者を発見した者は、「誰でも」都道府県に通報することを義務付けるとなっています。 今回の改正精神保健福祉法の具体的な条文では […]

台灣的各位,請注意安全

台湾で大きな地震が起こりました。沖縄にも一時、津波警報が出ました。関係の皆様のご無事を祈っております。 時刻:2024/04/03 09:00:14震源:台湾付近 北緯24.3 東経121.6GoogleMaps: https://www.google.com/maps/place/24°18’00.0″N+121°36’00.0″E/@24.3,1 […]

院長交代のご挨拶

 本日、公益財団法人住吉偕成会は新年度の役職者・新入職者の辞令交付式がありました。  2007年の着任以来、私は住吉病院の院長として勤務させていただいておりましたが、吉尾理事長着任以降の新たな制度改革を受けた医局の役職定年制を受けて、昨年度いっぱいで院長職を定年退職し、新たな院長 として、これまで副院長として勤務してきた加賀美真人医師が新院長となりました。また、同時に大河原副院長も退任し、渡邊久美 […]

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