こぶみかん復活記

グリーンカレーやラープ、いろんなタイ料理に使われているコブミカン 。 タイ語では「マックルー」( ma kruut)といい、その葉は「バイマックルー」と呼ばれています。その名の通り実はコブだらけですがミカン科ミカン属の柑橘です。バイマックルーは東南アジア料理には欠かさないハーブとして利用され、煮込んでも固い状態を保つために、煮込み料理に用いられます。

法人スタッフの中でレモングラスやパクチーを育てたりしているので、昨年いきつけのタイ料理屋さんでマックルーの苗を分けてもらう機会があり、生育にチャレンジしました。最初は医局の外階段のところに鉢植えを置いて、順調に育っているかに見えましたが、秋になって徐々に気温が下がるにつれて元気がなくなり、葉も落ちて枯れてしまったように見えました。あわてて室内に入れましたが、どうにも復活は難しそうでした。

ところが、年が明けて春になり、新年度を迎えながらも新型コロナウィルス対策で頭がいっぱいになっている時に、役員会議室にある鉢植えをのぞいてびっくり。

新芽が出ている!!

一度はあきらめていたマックルーの新芽が出て、ちょっとずつですが成長しているようです。ストレスのかかる日々を過ごしている私にとって、新しい日々の癒しと楽しみができました。
ちなみに、ネットで調べたマックルーの育て方のコツをいくつかご紹介します。

1. 水やりしすぎない
これまではほぼ毎日水やりをしていたのですが、なんと週12回で十分らしいです。

2. 摘芯する
園芸についてはよくわかりませんが、先の部分を切るとそこから複数の枝が生えてきて増えるのだそうです。

3. 肥料は卵(タイ式)
これはフェイクかと思いきや、どうも本当らしいです。一般的に考える「殻だけ」ではなくて全卵を溶いて水で薄めて土にあげるんだそう。これは臭くなるので注意だそうで、匂いが気になる人は化学調味料(味の素)を使うそうです。

せっかく回復したマックルーの苗。また時々、成長ぶりをお知らせできるとうれしいです。
最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。