アルコール行軍に参加して

住吉病院は、後期研修の受け入れ病院となっており、定期的に研修医の先生方が研修にいらっしゃいます。私どものところで研修されると、フットサルのクラブ活動・アウトリーチの現場への同行、そしてアルコールセンター伝統の「アルコール行軍」への参加がオプションで体験できます。

今回来られた研修医の先生も、行軍に参加され、感想文を提出されましたのでご紹介します。


https://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/spot/p2_4214.htmlより転載 

私は12月の行軍に参加させていただきました。曽根丘陵までの片道6キロほどの、住吉病院の行軍の中では最も短いコースでした。やや軽い気持ちで参加していた私は、後ろの方でついていくのにやっとで、ペースの速さとみなさんの体力にまず驚かされました。各々の好きなように歩くただの遠足ではなく、治療プログラムの一つであるということに改めて気づきました。スタッフの方のお話で、行軍を成し遂げたことで自信をつけていく方や、何度か入院歴のある方では、入院すると行軍があるため、飲酒のストッパーになる方もいるとのことでした。

列に遅れながらも、お昼のお弁当を芝生の公園で食べられるということを心の支えに励ましあいながら歩きました。ようやく目的地についたところで悲しいお知らせがあり、食事準備上のイレギュラーが発生し、車で帰り、お昼は院内で食べることとなりました。相当残念ではありましたが、また6キロのコースを、帰りは下りでもっと早いペースで帰る予定だったと聞きましたので、正直なところ少し安心した面もあったかもしれません。

必死に歩きながら様々なお話をしたり、景色をみたりして普段できない経験をさせていただきました。目的地に到着したときの患者さんの清々しい表情も印象的でした。他にもいろいろなコースがあるとのことで、機会がありましたらリベンジという意味でも、また参加させていただきたいと思います。


最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。