ワーキングライフ
- 2007.09.15
- 日記
最近、読んだ本の中で興味を持ったのは、“A Working Life for People with Severe Mental Illness”(Becker&Drale,2003著:大島 巌/松為 信雄/伊藤 順一郎翻訳「精神障害をもつ人たちのワーキングライフ」 です。 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4772408517 1980年代初頭、発達 […]
甲府市の『公益財団法人 住吉偕成会 住吉病院 』の”エンパワメント”ブログ
最近、読んだ本の中で興味を持ったのは、“A Working Life for People with Severe Mental Illness”(Becker&Drale,2003著:大島 巌/松為 信雄/伊藤 順一郎翻訳「精神障害をもつ人たちのワーキングライフ」 です。 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4772408517 1980年代初頭、発達 […]
コクラン・ライブラリによれば、統合失調症をお持ちの方に心理教育を行うことは、有効とされています。 http://www.cochrane.org/reviews/en/ab002831.html Pekkala E、Merinder L:Psychoeducation for schizophrenia 標準的な統合失調症の治療に心理教育を付加することは、再発率を縮小します。疾患についての教育は、 […]
医局にあった資料から、ナルコティクス・アノニマス(NA)甲府グループのオープン・ミーティング(ご本人以外の参加が可能なミーティング)が9月7日からスタートされたことを知りました。 ナルコティクス アノニマスとは、薬物によって大きな問題を抱えた方々のセルフヘルプグループです。NAのメンバーになるために要求されることは、使うことをやめたいという願望だけです。NAに参加する上での条件は何もありません。N […]
対人関係をわかりやすく捕らえるのに利用されている理論のひとつ、交流分析(Transactional Analysis:TA)では、さまざまな人間関係の中で生じる心と心のふれあいを”ストローク”と呼んでいます。そしてTAにおいては、人はこのストロークを得るために日々活動していると考えられています。 ストロークには4つの種類があるといわれています。 1.陽性のストローク 「愛情」「承認」「報酬」な […]
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これまで、当ブログでは、海外の抗精神病薬の利用状況についてアメリカのCATIE研究、ヨーロッパのSOHO調査について触れてきました。 http://www.bmj.com/cgi/content/full/bmj%3b333/7561/224 Tiihonen J,Walhbeck K,et al.:Effectiveness of antipsychotic treatments in a na […]
心理教育についてのお話しの続きです。 心理教育の特徴は次のようなものだと思います。 1.精神疾患を脳の生物学的な障害と規定し、精神症状をストレスと身体の反応性(脆弱性といいます)の相関で生じてくるとするモデルを採用しています。つまり、医学優先といえるでしょう。 2.感情表出(EE)の研究成果を理論的背景とし、再発予防を標榜する。すなわち、実証主義的です。←EEについては、後日お話しする予定です 3 […]
先日のブログ、ご本人への心理教育はじめました)
睡眠薬の処方量が多いとされているわが国ですが、アメリカでは、アメリカ食品医薬局(FDA)が、あちらで処方されている13種類の睡眠導入剤に、重篤なアレルギー反応と、記憶が残らないまま運転するなど、睡眠中の行動異常を起こす副作用の危険があるとして、3月14日に添付文書の改訂と、その内容を文書で医療機関に周知するように製薬会社に指示しました。 わが国でも、睡眠導入薬による「奇異反応」としての夢中歩行や脱 […]
統合失調症の患者さんに病気の教育なんかしたら具合が悪くなる?それは迷信です。 Barrowclough C,Haddock G,Lobban F,et al:Group cognitive-behavioural therapy for schizophrenia-Randomised controled trial.:Br J Psychiatry 189:527-532,2006 イギリスでは […]