鉄鎖解放
- 2019.09.08
- 日記
かねてより精神科病院の廃止運動の父としてイタリアのフランコ・バザーリア、精神科患者の自宅監置をやめさせようとした人物として呉秀三の名が挙げられていますが、精神医学の教科書で必ず習うのは1790年の代にフランスのビセートル病院・サルペトリエール病院において、文字通り鉄の鎖につながれていた患者を解放した「鉄鎖開放」のフィリップ・ピネルです。 ピネルは1767年、トゥルーズ大学で神学の学位を取得した後同 […]
かねてより精神科病院の廃止運動の父としてイタリアのフランコ・バザーリア、精神科患者の自宅監置をやめさせようとした人物として呉秀三の名が挙げられていますが、精神医学の教科書で必ず習うのは1790年の代にフランスのビセートル病院・サルペトリエール病院において、文字通り鉄の鎖につながれていた患者を解放した「鉄鎖開放」のフィリップ・ピネルです。 ピネルは1767年、トゥルーズ大学で神学の学位を取得した後同 […]
さる8月29日、法人教育委員会では、行動制限研修として拘束帯使用の実際と隔離体験の発表の機会をもちました。 拘束については、スタッフが実際に拘束帯を持ちいて拘束される体験をするとともに、サポートハウスとびらからもスタッフが参加し、実際に自分自身が行動制限を受けた体験について話をしたということでした。(イラストはhttps://www.kango-roo.com/ki/image_440/よりダウン […]
チャールズ・A・ラップ/リチャード・J・ゴスチャ著, 田中英樹 監訳「ストレングスモデル[第3版]―リカバリー志向の精神保健福祉サービス」金剛出版 精神保健福祉分野のパラダイムを変えていくストレングスモデルについてですので、就労支援に携わる方々のみならず、多くの支援者の方に学んでいただければ幸いです。今回の抄読会も終盤に差しかかっていますがいますが、今月は暑気払いということで交流会(タイPS)とい […]
今月のよんもくWRAPのお知らせです。WRAPとは元気回復行動プラン(WRAP=Wellness Recovery Action Plan)の略称で、アメリカ人のMary Ellen Copeland(メアリー・エレン・コープランド)さんが、精神的な困難を抱えている人たちとともに自身も苦しんでいた精神的な病いに対処して自らの主導権を失わずに元気を回復する方法を作ったことが原点です。 第40回のテー […]
住吉病院は、後期研修の受け入れ病院となっており、定期的に研修医の皆さんが研修にいらっしゃいます。私どものところで研修されると、フットサルのクラブ活動・アウトリーチの現場への同行、そしてアルコールセンター伝統の「アルコール行軍」への参加がオプションで体験できます。 今回来られた研修医の先生も、行軍に参加され、感想文を提出されましたのでご紹介します。 「行軍」に参加して 住吉病院アルコールセンターに […]
遅くなって申し訳ありません。オープンダイローグ勉強会のお知らせです。 精神科医療において「オープンダイアローグ」への期待は少しずつ高まっています。 当学習会では、「オープンダイアローグ」を当たり前のスキルとして身につけ、誰もが、いつでも、どこでも活用できるよう、体験的学習を中心に、年間3回を計画しています。 第1回:2019年 8月3日(土)13時~16時、 第2回:2019年 11月30日(土) […]
今月のよんもくWRAPのお知らせです。WRAPとは元気回復行動プラン(WRAP=Wellness Recovery Action Plan)の略称で、アメリカ人のMary Ellen Copeland(メアリー・エレン・コープランド)さんが、精神的な困難を抱えている人たちとともに自身も苦しんでいた精神的な病いに対処して自らの主導権を失わずに元気を回復する方法を作ったことが原点です。 山梨で活動をし […]
2019年7月1日は、「改正健康増進健康法」によって官公庁や、学校、病院などの施設で屋内・敷地内が全面的に禁煙となる事を定めた「法律」が施行されました。 最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。
思考場療法(Thought Field Therapy、TFT)とは、アメリカの心理学者ロジャー・キャラハン氏が1970年代の終わりから発見し開発した、鍼のツボをシンプルにタッピングするという心理療法の一つです。私は阪神淡路大震災の後にトラウマを得た方の回復のためになにかできることはないか、と思って、友人であった今は故人の和歌山で開業されていた小児科医・高崎吉徳先生の主催されるワークショップで学ば […]
厚生労働省がベンゾジアゼピン系薬の使用に警鐘を鳴らして以来、少しずつ処方に対して考える人が増えているような気がしますが、ユーザー視点からこの問題を指摘し、毎年7月11日を「世界ベンゾ注意喚起の日」としてベンゾジアゼピン系薬の依存性について普及啓発などのソーシャルアクションを起こそうという呼びかけがあります。 世界ベンゾ注意喚起の日ホームページ→