法人教育委員会「行動制限研修」にて

さる8月29日、法人教育委員会では、行動制限研修として拘束帯使用の実際と隔離体験の発表の機会をもちました。
拘束については、スタッフが実際に拘束帯を持ちいて拘束される体験をするとともに、サポートハウスとびらからもスタッフが参加し、実際に自分自身が行動制限を受けた体験について話をしたということでした。(イラストはhttps://www.kango-roo.com/ki/image_440/よりダウンロードして転載したものです)


当日の参加者へのアンケートから、感想の一部をご紹介します。

・行動制限最小に向けて、意識を高めていき、取り組んでいきたい。
・実際に拘束されたこと、かゆくてもかけない、服も治せない、無力感を強く感じました。
 何か気持ち悪いkとがあってもどうすることもできず、場合によっては話も聞いてもらえ

 ないかもしれない状況はとても苦痛でした。
・拘束体験の研修は今後も増やしてほしいです。
・実際に保護室に入ったらどんな感覚か、今まで考えたことがなかったので実体験を
 聞いて、日々の患者さんの訴えはそれぞれ理由があったのだと思うと、声掛け対応に
 もっと気を配らなければならないと実感した。
・患者さんの思いを今一度知れるような機会があるとよい。
・患者様の自由を制限することについては、定期的に勉強したい。
・病棟の保護室の環境はぜひ改善してほしい。
・少しでも患者さんの気持ちが理解できるように・・・
・実際に体験された方の思いが伝わってきた。スタッフの対応・かかわりが常に必要
 されていること。

実際に体験しないとわからない視点が聞けて良かった
・自分自身が隔離されたことがありますが、する側がされる側の勉強をされていること
 に感動しました。
・いつまで続くかわからない状態での隔離拘束は、本当に何といったらいいのか、表現
 のしようのない感覚、やりきれない気持ちで過ごすということになる、と感じました。
・一度はスタッフもみんな普段の病棟での生活や隔離拘束を体験する研修があると
 よいのでは、と思いました。
・鍵がかかった密室空間、モニターで見られていることの気持ちがよくわかった。
・人の自由を奪うという意味で、する側の気持ちもすり減りそうだ、と思いました。
・当たり前になると見過ごすものがあるので、定期的に今回のような研修に参加する

 ことが大切だと思いました。
・いろいろな体験談から、その先の看護を皆で追求する。
・体験談はリアルな声として、やはり心に残りました。
・何があっても拘束されたくないと思いました。
・体験談を聞き、拘束するほうが、拘束をされる体験をすることで、対応もよく変わる
 ように感じる。
・体験者の話は今後に役立てたいです。
・実際にスタッフが拘束を経験することは大切だと思いました。


法人では今後も行動制限最小化にむけて研修・活動を続けてまいる所存です。


最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。