心理教育ってなんだ?
- 2007.08.27
- 日記
先日のブログ、ご本人への心理教育はじめました)
先日のブログ、ご本人への心理教育はじめました)
睡眠薬の処方量が多いとされているわが国ですが、アメリカでは、アメリカ食品医薬局(FDA)が、あちらで処方されている13種類の睡眠導入剤に、重篤なアレルギー反応と、記憶が残らないまま運転するなど、睡眠中の行動異常を起こす副作用の危険があるとして、3月14日に添付文書の改訂と、その内容を文書で医療機関に周知するように製薬会社に指示しました。 わが国でも、睡眠導入薬による「奇異反応」としての夢中歩行や脱 […]
統合失調症の患者さんに病気の教育なんかしたら具合が悪くなる?それは迷信です。 Barrowclough C,Haddock G,Lobban F,et al:Group cognitive-behavioural therapy for schizophrenia-Randomised controled trial.:Br J Psychiatry 189:527-532,2006 イギリスでは […]
当法人のアルコールセンターの回復プログラムには、月に1回「行軍」という伝統の行事があります。 昨日は、まだ残暑が残る中、患者様・スタッフあわせて12名が、朝9時前にセンターを出発して三ツ峠に向かいました。アルコール依存症治療における「行軍」とは、作家のなだいなだ先生が、医師として勤務していた国立久里浜病院で発案された方法です。行軍は期日が定まっており、天気とは無関係に実施され、散歩でなく、集団で、 […]
わが国における統合失調症の薬物療法の問題点として、「多剤大量療法」があげられてから、長い月日がたちました。 わが国では、世界的に見ても抗精神病薬の使用種類が明らかに多く、中でも、抗精神病薬を4種類も重ねて使用しているのは日本くらいだと国別調査の結果では指摘されています。 多剤・大量療法によって治療効果が上がるというエビデンスは乏しく、問題点は次のように考えられています。(宮本聖也ら:抗精神病薬の選 […]
Lieberman JA, Stroup TS, McEvoy JP, Swartz MS, Rosenheck RA, Perkins DO, Keefe RS, Davis SM, Davis CE, Lebowitz BD, Severe J, Hsiao JK (Clinical Antipsychotic Trials of Intervention Effectiveness [CAT […]
私たちが精神医療・保健・福祉サービスをご提供していく際に重要なのは「エビデンスに基づく実践を行なう」ことだと思っています。 エビデンスとは、その実践を行うことで有効性があることが検証されている ことと考えています。もちろん、エビデンスには広く行われている実践もあれば、その方への支援において「過去に有効だったことがわかっている」ろいうレベルのものもあるでしょう。 薬物治療においては、この考えはかなり […]
通院しておられた方が調子を崩されて再入院となってしまわれることの原因のひとつに「薬を飲むのを忘れてしまう」「忘れているうちに具合が悪くなって薬を飲みたくなくなってしまう」、または「薬を飲んだことを忘れてしまう」「薬を飲みすぎてしまってかえって体調を崩してしまう」ということがあります。 住吉病院では、今までも薬剤師による服薬管理指導業務を行い、適正な向精神薬治療が行われるように勤めていました。これか […]
8月9日の朝日新聞の記事が目にとまりました。 精神障がいをお持ちの方は、雇用に際して対人関係や情報処理に関する認知機能の特性への配慮などが必要なことがあり、就労の当初はフルタイムではなく、週20時間程度の労働時間で働き始めることが少なくありません。このため「障害者雇用促進法」規定されている法定雇用率(従業員に占める障がい者の割合=1.8%)の算定対象は、身体・知的障がいをお持ちの方が週30時間以上 […]
企業は、「障害者雇用促進法」に基づき、一定率の障がいをお持ちの方を雇用することが義務付けられています。現在の法定雇用率は1.8%です。従来は身体障がい者と知的障がい者の方が法定雇用率にカウントされていましたが、昨年4月からは精神障がいをお持ちの方も算定の対象となりました。 ちなみに、日本の障がい者雇用率ベスト10の企業は以下の通りです。 1.株式会社ユニクロ 7.42% 2.日本 […]