働いて元気になる!@岐阜大学

 

6月29日、母校である岐阜大学医学部付属病院にて、「働いて元気になる!」講演会を開催させていただきました。母校を卒業して25年超、初めて母校において講演をさせていただきました。かつて市内の司町というところにあった小ぶりの病院は、現在では見上げるばかりの大きく立派な病院に変貌をとげていました。

講義はいつもの通り「リカバリーってなんだ」「働いて元気になる」「私たちの経験」そして「働くこととリカバリー」の構成でした。外部の就労支援機関からもスタッフの方にご参加していただいて、ご質問も頂戴し、元気と学びをいただいて良きひと時を過ごすことができました。

恒例によりまして、当日のアンケートにお答えいただいたご意見のうち、ブログに掲載のお許しのあったものの一部をアップいたします。

・働くことができて、初めて真のノーマライゼーションの第一歩になるものと考えております。
・実際、働く場が院内と院外ではその意味合いが異なると存じます。
・障がいを持っている・持っていないに問わず、「仕事に疲れている自分」に気付き、疲れたとき
 には「疲れた」と言える環境が大切だと思います。その感情表出が苦手な方も少なくないと思い
 ますので、周囲の人たちがお互いに気付きあえると良いと思います。
・心あたたまる話をして頂きありがとうございました。うちの施設でも、IPSのいいところを取り入れ
 て岐阜に合わせてやっていきたいです。
・希望を忘れてほしくないと思いました。
・もっともっと協力事業所が増えることを望んでいます。
・IPSのスピード感が支援には必要であると思いました。
・働きたいという気持ちを折るような支援はしないようにしたいです。
・「IPS」に必ずしもあてはまらない方もみえると思う。そういった方の為の就労支援事業所の役目
 も果たす必要があると思います。
・本日、デイケアに行ってから就職するように言ったところでした。いきなり働くことが可能である
 ことにおどろきました。
・ぜひすすめていきたい。
・働いて元気になる。とても大切なことだと思います。それを実践できるのは、多くの方のエネル
 ギーがあるのだと思います。総合病院の精神科の中では難しいことではあるが、これができたら
 働ける・・・のではなく、働きたい、と思う人をサポートしていくという考えにきりかえていきたいと
 改めて考えることができました。
・自分で決め、自分で働きたいと思う人を受け入れられる仕組みができるといい。

貴重な機会をいただきました、岐阜大学大学院医学研究科精神病理学分野教授・塩入俊樹先生、准教授・植木啓文先生に厚くお礼申し上げます。

最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。