<転載>【コンボお知らせメール便】抗精神病薬多剤大量処方への警鐘を鳴らす記者会見をしてきました。

特定非営利活動法人 地域精神保健福祉機構(コンボ)より、以下のメール掲載の依頼がありましたので、ヘッダを取り除き全文掲載いたします。


<ここから転載>

今週のお知らせ
★抗精神病薬の多剤大量処方による身体合併症や突然死に警鐘を鳴らすための記者会見
★新刊本発行のお知らせ
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当事者職員の宇田川です。
突然汚い話ですみませんが、宇田川は喉の奥まで指を突っ込んでも、そこの反射が麻痺しているため、オエッとかゴホンゴホンとかなりません。私も以前は多剤大量処方の犠牲者でした。そのせいだと思います。

厚生労働省で、抗精神病薬の多剤大量処方による身体合併症や突然死を防ぐための記者会見をしてきました。というより、多剤大量処方をすると、身体合併症や突然死が起こるので、それに警鐘を鳴らすための記者会見をしてきました。

宇田川の個人的な体験も話しました。病気になって20年間に、友達の中で4人が、ある日、朝になったら、布団の中で心臓が止まっていました。自殺ではありません。自殺ならわかるのです。大量の薬を飲んだあとには、周り中に薬の殻がばらまかれているからです。その4人は、ただ、心臓が止まっていたという、死に方でした。その他に、2人の人が寿司を勢い良く食べている時に、気管に入ってしまって、家族の目の前で顔が真赤になって、苦しみながら窒息死してしまったことを話しました。宇田川ひとりで6人も突然死んでしまった友達がいるのです。

冒頭の私の喉の反射が麻痺していることは、宇田川も気を付けないと、窒息死してしまう可能性があるということです。

コンボでは、これからの10年間にすることを、「こころの元気+」創刊号(2007年3月号)で宣言しました。その課題3に、「統合失調症薬の多剤大量処方の是正に関する情報提供および諸活動」と掲げました。

そこで、コンボでは、長嶺敬彦先生の「ココ・カラ主義で減らす 統合失調症治療薬の副作用」を発行し、次の題名で記者会見をしてきました。

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知られざる統合失調症の薬物治療、身体合併症の発症リスクを啓発
―NPOコンボ わが国初の当事者むけ 対処法をまとめた書籍を発行―
統合失調症の薬の副作用で他疾患の合併症に。突然死も問題。
多くの精神科病院では定期的な血液検査などの対処せず
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主に以下のことについて話をしてきました。

●統合失調症の治療薬(抗精神病薬)は、「多剤・大量処方」による副作用が問題に
●長年にわたる副作用によって、他疾患の合併症になることが多い
●薬の副作用によって、こうした合併症を併発することはこれまでほとんど問題にされてこなかった
●糖尿病・高脂血症・高血圧・心臓疾患・肝機能障害などの身体合併症が広く認められる
●上記身体合併症の他に、突然死が多いことも問題
●それにもかかわらず、定期的な血液検査はほとんどの精神科病院で行われていない

【当事者本人が合併症の知識を持つことが必要な現状に――当事者むけに対処法をまとめた初の書籍発行】
統合失調症の身体合併症や突然死に関して、長年にわたり、この問題を訴え続けてきた数少ない内科医である長嶺敬彦医師(山口県・吉南病院内科部長)は、「こうした状況だからこそ、合併症の問題や対処方法を本人が知っておく必要性が極めて高い」と話しています。
コンボでは、かかる統合失調症の薬物治療と身体合併症の問題について、広く患者さん達に知識と対処方法を知ってもらうために、長嶺先生による「ココカラ主義で減らす 統合失調症治療薬の副作用」を11月19日に発行いたしました。


当日発表した詳しい資料は以下のリンクからご覧ください。
http://www.slideshare.net/comhbo/ss-5882813
http://www.slideshare.net/comhbo/ss-5882810

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「こころの元気+」に連載されていた長嶺敬彦先生の連載「ココ・カラ主義でいこう!」が一冊の本にまとまり、出版されました。

コンボ先生教育談義 
ココ・カラ主義で減らす 統合失調症治療薬の副作用 
長嶺敬彦著(吉南病院内科部長) 
定価 1400円+税
発行 コンボ 四六判 224頁

【ご注文方法】
(1)コンボのウェブサイトからご注文いただけます → http://www.comhbo.net/ 右側の書籍類のご購入をクリックしてください。
(2)お電話かファックスでご連絡ください。ファックスの場合は、1、本の題名 2、ご注文冊数 3、送り先ご住所 4、お名前 5、電話番号をお書き下さい。
 TEL 047-320-3870 / FAX 047-320-3871  書籍担当:黒澤・田口
(3)メールでもご注文いただけます → book@comhbo.net
ファックス同様メールの本文に1、本の題名 2、ご注文冊数 3、送り先ご住所 4、お名前 5、電話番号をお書き下さい。

【お支払い方法】
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(2)お電話・ファックス・メールでのご注文の場合は、書籍と一緒に郵便振替用紙を同封してお送りしますので、書籍が届いた後で郵便局でお支払いください。

【この本を読んでいただきたい方】
精神科にかかっている本人とご家族(特に精神科にかかっていて不都合を感じている人、回復を実感できない人とそのご家族)
精神科の看護師、コメディカル、とくに入院施設のナースステーションで。患者さんへの説明をするための参考書として使っていただきたいです。
デイケア、地域活動支援センターなどの地域にある施設のスタッフ。特に精神障害の回復(リカバリー)に興味を持っておられる方

【宇田川による解説】
この本は連載記事にかなり加筆修正をされています。主題は統合失調症薬の副作用をよく知り、それを避けながら、希望を持って発達することです。病気を持つ前よりも、もっと健康になろうという、ココ・カラ主義です。

よく、薬の副作用の本は、ある薬を取り上げ、その薬の副作用はこれとこれと・・・・と列挙するものが多いです。
この本では逆に精神科でよく使われる薬の副作用をひとつひとつ取り上げ、その副作用でどんな困りごとが起こるか、その結果どうなるか、どうすればその副作用を少なくすることができるかを解説していきます。

精神科の薬とうまく付き合うために、私たちは薬を飲む前に、前もって副作用を知ることが可能で、その必要があります。この本を読めば、それが書いてあるのです。

分かりやすくそして、読みやすさを考えてコンボ先生と長嶺先生の会話調になっています。統合失調症の発病から回復までの経過も解説しています。

時間がかかるのですが、薬とうまく付き合うことで、病気の経過の中で必ず回復する。そして回復とは病気になる前に戻るのではなく、それよりもっと健康になることです。病気があっても心と体は発達する。治療行為の中では脳科学だけでなく日常生活の希望を視野に入れるべきです。日常生活の中でたとえ障害があっても満足でき、希望を持って何かに貢献できる人生を歩むことができるということが、回復だと言っています。

病気を持つ前の私たちは「これから病気になる病気の種子がある状態で、不安定で危ういところがあったはず」なので、発病しても、「発達」することで、治ることとは「病気の前よりもよくなること」だと、コンボ先生は言っています。「病気の前より安定する。それは発達である」と引用されています。

長嶺敬彦先生は精神病院で働く内科の先生です。

統合失調症で使われる薬は、うつ病や躁うつ病でも使われることがあるし、回復についての考え方は、まさにリカバリー(プロカバリー)について、語られているので、精神科にかかわっているすべての方に読んでいただきたい本です。

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コンボお知らせメール便 担当:宇田川健(コンボ共同代表・事務局当事者スタッフ)

<転載終わり>

最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。