病いがあっても働けるin沼津
- 2009.10.04
- 日記
週末に会合があり、静岡に出かけました。山形でもおこなったフリーの講演会をまたやりたい!と思い、日ごろお世話になっている沼津中央病院様にお願いしたところ、こころよくお許しくださったので、「病いがあっても働ける」のお話しをさせていただきました。
前回同様に、今回もJ1クラブのホームである静岡での講演でしたが、沼津は静岡東部にあるために、応援しているクラブは現在優勝争いをしている「清水エスパルス」で、「ジュビロ磐田」を応援しておられるという方は会場ではお見かけしませんでした。
使わせていただいた沼津中央病院様の食堂には、ご本人、ご家族、支援のお仕事をしておられる方にお集まりいただきました。今回も「病いがあっても働ける~IPSモデルによる新しい就労支援~」について1時間ほど講演をさせていただきました。
今回は、前回よりもやや短めの1時間の設定でお話しさせていただきましたが、スライドを絞りきれずに時間に対して内容が盛りだくさん過ぎたようです。アンケートにご回答いただいた方のうち、今回は「とても満足」+「満足」で82%でした。今回は「専門用語がわからなかった」「話すスピードが速い」などのご指摘をいただきました。人にリカバリーについて話をきいていただけるためには、いただける時間に対する分量やスピードなどを考えることが重要であり、自分のしゃべりたいことをただ話すのではなく、もっと伝わる言葉で、もっと伝わる方法で、自分自身が目の当たりにしてきたリカバリーの道を歩んでいる人たちのことを伝えなければならないと知りました。まだまだ自分には改善する点が多いことを学ばせていただきました。
講演後にもご質問の方々と少し時間をとってお話させていただきました。精神的困難を乗り越えてきた人たちに私がいかに助けていただいているか、私が同僚と話す人たちがどんなに素敵な人たちなのかをお話しさせていただきました。ご質問いただいた方からも、その方のこれまでのご努力についてシェアしていただきました。本当にさまざまなところに輝くものをもっている素晴らしい人たちがいるのだ、と思いました。
その他にいただいたご意見を少しご紹介します。
「まずやってみる(仕事を)という姿勢が大切であると知ることができました」
「希望が少し生まれました」
「仕事をしたいという気持ちがあるのでとても参考になりました」
「講演を聴いて、本人の希望を心から応援していきたいと思った」
「最後の質問のときにマイクを使わないで話したけど、そのほうが、ちゃんと話を聞けた気がした」
これからもまた、いろいろな方々に話を聞いていただいて、学びの場を得たいと思いました。
次の日は、田子の浦まで海を見に行きました。広い海をながめて、心が洗われる思いがしました。
最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。
(wrote:財団法人 住吉病院)
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