”E”はLEAPの”E”

12月のご家族のつどいは、LEAPシリーズの第2回でした。今回はLEAPの”E”、Empathize=共感すること、について私がお話をし、その後はSSTの形式でおさらいをしました。新しい、ご家族とご本人の間のコミュニケーション改善のための提案のシリーズはご参加の皆さまからのフィードバックでも評判は良く、今後も引き続き行っていく予定です。 ご家族のつどいの根底にあるのは”ピア・サポート”の精神です。 […]

島根での講演を終えて

島根での講演を終えからの、同僚の振り返りと気づきをシェアさせていただきます。 島根で出会ったのは、誰もが真面目で誠実な、それでいて親しみやすい方々でした。ご家族とは初めの懇親会でご一緒させていただき色々と積る話をしたのでした。その中で私が自分のこれまでの道のりの話をした時のこと、あるご家族がうっすら涙を浮かべていらっしゃいました。これは私の話に感動したのでも同情したのでもなくて、今までの苦労や、で […]

島根県精神保健福祉大会講演「働いて元気になる!」後編

(続きです)  でも一つ、わかってきたことがあります。「私は私なりに身の丈に合ったことを全力でしていけば、きっとそれはいつの間にか誰かの役に立つ。」というものです。「信じること」と「考えること」は違います。現在私が考えて仕事で気を付けていることには、今与えられている仕事に全力を尽くすこと、出過ぎないこと、学びに貪欲であること、忙しいと言わないこと、何事にも感謝すること、などがあります。これらは自分 […]

島根県精神保健福祉大会講演「働いて元気になる!」前編

先月、同僚と島根県精神保健福祉会連合会さまにお招きを受けて第47回島根県精神保健福祉大会にて、特別講演をさせていただきました。皆さまにとても喜んでいただきましたが、特に同僚の話は私にとっても心を動かされるものでした。今回、講演原稿をブログ用に改変してもらいましたので、皆さまにもお読みいただきたと思います。  ここからは私の話をさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 私は実は統合失調症です […]

精神科七者懇談会の障害者年金についての申し入れ

精神科七者懇談会(国立精神医療施設長会議・精神医学講座担当者会議・(公社)全国自治体病院協議会・(公社)日本精神科病院協会・(公社)日本精神神経科診療所協会・(公社)日本精神神経学会・(一社)日本総合病院精神医学会による懇談会)は、精神障害にかかわる障害年金認定についての申し入れ書を厚生労働省に充てて提出しました。 本年 2 月より「精神・知的障害に係る障害年金の認定の地域差に関する専門家検討会」 […]

”L”はLEAPの”L”

住吉病院ではデイケアでおご本人への心理教育プログラムとは別に、ご家族を対象として家族心理教育のための「ご家族のつどい」を月に1回開催しています。 ご本人へ「あなたは病気です」と教育/説得したり、「薬を飲みなさい」などと強制することが長期的にご家族との関係を悪化させてしまうことにつながってしまうことがあります。そのような困難にあるご家族関係においてどのように治療同意の関係を構築するかについては、アマ […]

現代のスティグマ

今から20年も前に刊行された本をあらためて読む機会を得ました。 大谷藤郎著「現代のスティグマ」勁草書房、1994 スティグマとは、もともとギリシャ語で「焼きごてでしるしをつける」など肉体上の「しるし」を意味し、これをつけることによって 奴隷、犯罪人、謀叛人などに汚れたもの、卑しむべきものという烙印を貼って世間に知らしめたもので、共同体のスケープゴートの対象でもあったそうです。例えばわが国において、 […]

現代のスティグマ

今から20年も前に刊行された本をあらためて読む機会を得ました。 大谷藤郎著「現代のスティグマ」勁草書房、1994 スティグマとは、もともとギリシャ語で「焼きごてでしるしをつける」など肉体上の「しるし」を意味し、これをつけることによって 奴隷、犯罪人、謀叛人などに汚れたもの、卑しむべきものという烙印を貼って世間に知らしめたもので、共同体のスケープゴートの対象でもあったそうです。例えばわが国において、 […]

現代のスティグマ

今から20年も前に刊行された本をあらためて読む機会を得ました。 大谷藤郎著「現代のスティグマ」勁草書房、1994 スティグマとは、もともとギリシャ語で「焼きごてでしるしをつける」など肉体上の「しるし」を意味し、これをつけることによって 奴隷、犯罪人、謀叛人などに汚れたもの、卑しむべきものという烙印を貼って世間に知らしめたもので、共同体のスケープゴートの対象でもあったそうです。例えばわが国において、 […]

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