住吉神社春季例大祭

 弊法人のお近くにある甲斐国住吉神社は、人皇第四十五代聖武天皇の御代(724年)に、荒川の川辺高畑村内に鎮座するも甲斐源氏武田太郎信義公の願望にて 稲積荘一条郷に奉勧請して社殿を建立し、国の守護神として尊敬された由緒正しい神社です。
 以来、武田家代々守護の神と又稲積荘の土神産土神として厚く崇敬された後、浅野長政公が、甲府城を築城するにあたって、文禄年間に現在の場所である、当時、畦村に遷祀されました。そして慶長十一年(1606年)に社殿が再建されたものの、元和年間に大洪水にて社殿被害にあったところ、寛文八年に(1668年) 再建されたのが現在の社殿となっています。

 住吉神社のほむぺーじによれば、神社の御祭神は

●底筒男命 (そこつつのをのみこと)
●中筒男命 (なかつつのをのみこと)
●表筒男命 (うわつつのをのみこと)

 とされ、伊邪那岐大神(いざなぎのおおかみ)が禊ぎした時、水の上部、中部又下部から生まれた神で墨江神住吉大明神と崇められています。住吉神社は住吉三神を祀り、分祀社は港湾や河口に多く、船による航海の安全を守る神とされています。

去る4月5日と6日に、住吉神社の令和七年春季例大祭が開催されました。弊法人も同じ住吉地区での活動を行っており、法人建物の竣工式等では宮司様によりお祓いをしていただいておりますので、お祭りでのお神輿担ぎに参加させていただいております。今年も希望者が4月6日にかつがせていただきました。

 住吉神社の春の例大祭は大神幸祭と呼ばれており、825年頃に甲府盆地を襲った大水害後に始まった、水防祈願が起源とされ、「おみゆきさん」とも呼ばれています。お神輿担ぎでは、「甲斐国一宮浅間神社例大祭大神幸祭」と同じく、担ぎ手は長襦袢に花笠を被りお白粉を塗った女装スタイルという奇妙ないでたちとなっています。

 お神輿は宮司様を先頭にご町内を練り歩いて行かれますが、法人の前にもおこしいただき、平穏と安全をご祈願いただきました。

 住吉偕成会は、今後とも地域に根差した活動を続けてまいります。

 

 

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