新型コロナウイルス感染症対応に従事されている方のこころの健康を維持するために

日本赤十字社では、今般のCovid-19感染症対応に従事されている方々やそのご家族の方々が3つの感染症リスクにさらされることによってこころの健康を損なう恐れがある、と問題提起しています。

このリスクに対応し、こころの健康を維持するためには、身近な人同士で互いに助け合い、組織としてサポートする事が重要であることから、この度、日本赤十字社ではこれらの状況を踏まえ「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対応する職員のためのサポートガイド」を策定されました。

このサポートガイドでは、ウィルスによってもたらされる3つの感染症として

1.生物学的感染症
   ウィルスによってもたらされる「疾病」そのもの
2.心理的感染症
   見えないことや治療法がはっきりしないことによる「不安やおそれ」
3.社会的感染症
   不安やおそれが「嫌悪・差別・恐怖」を生み出す

があるとされています。かつて我々が結核・ハンセン氏病・HIV感染症など、その当時の医療で治せないと考えられていた疾病をお持ちの方や、原子力発電所関連の災害に関係された方々、今なお続く精神疾患をお持ちの方に向けられてきたまなざしが、この新しいく困難な感染症をお持ちの方や、その治療に従事している人々にも向けられていると感じざるを得ません。

サポートガイドを拝見して、あらためて、私は、今困難な状況の下で自分自身のやるべきことに従事しているすべての人々に敬意を払い、自分自身もたとえ力が小さくとも、社会に対して出来ることを着実にこなす日々を送りたいと思います。

※日本赤十字社のサイトもぜひご覧ください。
http://www.jrc.or.jp/activity/saigai/news/200330_006139.html

最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。