10歳になりました

この頃に大きく方向性に掲げていたことは次のような事柄だったような気がします

「リカバリーを広め、深めていくこと」

「長く病院に留め置かれている方々に退院の方向性をお伝えすること」

「精神障がいをお持ちの方でも働くことができる、と社会に認知されること」

「そのために医療機関が率先して働くことを支援すること」

「精神的な困難を経験した人々とともに働くことの素晴らしさを実感すること」

「精神科多剤大量療法から精神疾患をお持ちの方々を守ること」

「ベンゾジアゼピン系薬の漫然投与に警鐘を鳴らし減量を試みること」

広く世の中に認められるようになった事項もあります。まだまだなところもあります。個人的には法人内においては当初目指していた方向性にすすんでいるようにも思います。そして法人外への取り組みはいまだ不十分であり、今後も継続的に進みながら深まっていくことを期待しています。

これから次の10年には何を掲げていく必要があるのでしょうか。それはやはり「すべての人のリカバリーを促進するような活動をする」に集約されるような気がします。リカバリーには人が人として復権し、成長することが目指されていくように思います。節目に当たり、あらためて原点を振り返って思いを新たにしました。


皆さま、これからもよろしくお願い申し上げます。


最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。