世界ベンゾ注意喚起の日

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「世界ベンゾ注意喚起の日」を呼びかけているのはニュージーランド出身で日本に移られてきたウェイン・ダグラス氏で、アシュトン・マニュアルの日本語翻訳者として知られている方でもあります。

ダグラス氏自身が日本で安易なベンゾジアゼピン系薬を処方されて依存に陥ったとして裁判を起こされましたが、最高裁まで持ち込んだものの、結果は残念なものでした。しかし、本年になりその主張の大事な部分は厚生労働省によって裏打ちされるようになった、といえなくもありません。

ダグラス氏はベンゾジアゼピン系薬物の危険性を世界に向けて発信しようと考えたのが、この「世界ベンゾ注意喚起の日」だそうです。もともとは、2015年、 Oldham TRANX (向精神薬の離脱サポートグループ)の前会長 Barry Haslam 氏の発案によるもので、ダグラス氏はそれを引き継ぐかたちで昨年からアクションを起こしているとのことです。なぜ7月11日をその日としたかというと、今日はベンゾジアゼピン離脱に関する「アシュトン・マニュアル」を作ったイギリスのヘザー・アシュトン教授の誕生日だということでした。

弊病院は、今後とも適正な薬物療法を心がけてまいる所存です。


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