九州震災・DPAT
- 2016.04.19
- 日記
九州地方で続いている地震で、災害にあわれた方々に心からお見舞い申し上げます。かつて私が講演で熊本の地を訪れたとき、「熊本城の石垣は、大きさのそろった石を切り出して作ったのではなく、さまざまな大きさの石を組み合わせてそれぞれのよさを生かして築かれている」という仲間の医師の話に、人を見るときと同じ大切さを教わったお城の石垣も大きなダメージを受けたと聞き、心が痛みます。そして、いつ終わるか先の見えない中で不自由な生活を強いられている皆さまのことを思うと、いたたまれない気持ちがしています。
私にも多くの知人がこの地区で生活し、活動をしていますので、心を痛めています。わずかではありますが、寄付をさせていただくつもりです。いろいろなところで義援金・支援・募金の声が怪我されています。たとえば、日本赤十字社では平成28年4月14日に発生した熊本県熊本地方を震源とする最大震度7の地震による災害で被災された方々を支援するため、下記のとおり義援金を受け付けています。
お寄せいただいた義援金は、被災地に設置された義援金配分委員会を通じ、全額を被災された皆様にお届けいたします。 とされています。
義援金名称:平成28年熊本地震災害義援金
受付期間:2016(平成28)年4月15日(金)から2016(平成28)年6月30日(木)まで
詳しくはこちらをご覧ください→http://www.jrc.or.jp/contribute/help/28/
災害ボランティアに関しては熊本社会福祉協議会の情報をご覧ください→http://www.fukushi-kumamoto.or.jp/kinkyu/pub/default.asp?c_id=23
災害医療に関しては、わが国では1995年の阪神・淡路大震災以来、多くの関係者の努力によって、救援システムが構築されています。DMATとは「災害急性期に活動できる機動性を持った トレーニングを受けた医療チーム」と定義されており、災害派遣医療チーム Disaster Medical Assistance Team の頭文字をとって略してDMAT(ディーマット)と呼ばれています。
これは医師、看護師、業務調整員(医師・看護師以外の医療職及び事務職員)で構成され、大規模災害や多傷病者が発生した事故などの現場に、急性期(おおむね48時間以内)に活動できる機動性を持った、専門的な訓練を受けた医療チームです。
一方で、被災地域の精神保健医療機能が一時的に低下し、さらに災害ストレス等により新たに精神的問題が生じる等、精神保健医療への需要が拡大するような災害の場合には、被災地域の精神保健医療ニーズの把握、他の保健医療体制との連携、各種関係機関等とのマネージメント、専門性の高い精神科医療の提供と精神保健活動の支援活動を行うために都道府県及び政令指定都市(以下「都道府県等」という。)によって組織される、専門的な研修・訓練を受けた災害派遣精神医療チームはDisaster PsychiatricMedical Assistance Team の頭文字をとって略してDPAT(ディーパット)と呼ばれています。
詳しくは「災害時」こころの情報支援センターからご覧ください→http://saigai-kokoro.ncnp.go.jp/index.html
活動マニュアルもあります→http://saigai-kokoro.ncnp.go.jp/pdf/dpat_003_131227_2.pdf
災害時サイコロジカル・ファーストエイド(Psychological First Aid:PFA)はは、災害やテロの直後に子ども、思春期の人、大人、家族に対して行うことのできる効果の知られた1心理的支援の方法を、必要な部分だけ取り出して使えるように構成したものです→http://saigai-kokoro.ncnp.go.jp/pdf/who_pfa_guide.pdf
SFA実施の手引きは兵庫県こころのケアセンターからダウンロードできます→http://www.j-hits.org/psychological/pdf/pfa_text.pdf
困難な中で耐え、頑張っている仲間の方々、災害の中で生き抜こうとしている人々のために、弊法人としてできることを模索しようとしています。
最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。
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