湯治紀行@葭之池温泉

葭之池(よしのいけ)温泉は、富士急行線「葭池温泉前」から徒歩数分のところにある昔からの温泉です。創業はなんと安政三年(西暦1856年)、ハンパない歴史ある鉱泉旅館です。

  

建物は見ての通りで、非常に風情のある佇まいです。

  

日中、お風呂だけだと、1回1時間で600円也ですが、今はキャンペーン中ということで500円でした。浴室自体は建物より新しいですが、脱衣所と浴場の間に仕切りがなく、籐のついたてが置いてあるだけです。天井は高い吹き抜けになっているので、湯気が脱衣場のところにたちこめるということはありません。

    

お風呂は内風呂のみで露天風呂はありません。外窓が大きく、庭が見えますが、周囲に塀があるので、見渡せる感はありません。シャンプー・リンス・ドライヤーなどはおいてありませんが、カランの所にたわしがおいてあります。どうやらは地元の人はこれで身体を洗っているらしいです。

お湯は透明でカルキ臭は目立ちませんが、温泉ぽい臭いもしていません。湯温は加熱してあり、やや熱めです。湯船へのお湯の投入は、少なくなると湯口から注がれるシステムですので、いわゆるかけ流しとは違うと思います。それと、男湯ではカランが2つしかありませんので、人が多いと湯船につかりながら待つということになります。

  

浴感は肌にやさしいお湯、ですが、唯一気がかりなのは、温泉度合いです。HP上「通称」としているところで、「温泉分析書はありませんか」とお尋ねしたところ、大広間にある山梨県病院試験検定の書をみせていただきました。どうもその後の更新がないようで、気にはなります。

大広間が休息所になっていて、吉田うどんも食べられるようです。雰囲気も良く、地元の人にも愛されているなかなかいい感じのところでした。

葭之池温泉のご案内(ふじよしだ観光振興サービスHP内)はこちらから→http://www.fujiyoshida.net/forms/info/info.aspx?info_id=26151

最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。