WRAPを知ろう!精神科訪問看護連絡会

さる2月23日、精神科訪問看護連絡会で2人の同僚ファシリテーターにもサポートしてもらって、WRAP(Wellness Recovery Action Plan:元気回復行動プラン)の研修会を行いました。

実は、昨年の連絡会でWRAPについてのお話をしたのですが、「どういうものか経験してみたい」という皆さまのお声と「せっかくだからさわりのところだけでも経験してもらいたい」という私の気持ちが一致して、今回のワークショップになりました。今回も県内の医療機関から27名の方にご参加いただきました。

WRAPは、自分らしく日々を過ごしている人々が持っている「元気に役立つ道具箱」

と 「リカバリーに大切なこと」
   希望
   自分に責任を持つこと
   学ぶこと
   自分のために権利擁護すること
   サポート

を、日常生活で使いやすいようにまとめた6つのプランが提案されています
  1.日常生活管理プラン
  2.引き金となるできごとに対処するプラン
  3.注意サインに対処するプラン
  4.調子が悪くなってきているときのプラン
  5.クライシスプラン
  6.ポストクライシスプラン

今回は、いったん4つのグループにわかれていただき、「今日呼ばれたい名前」「いい感じのときの私」、「時々するとよいこと」から「引き金と対処プラン」についてワールドカフェの手法を利用してワークしてみました。いろいろな人の意見でなるほど!とうなづいたり、あっ!と驚いたり、へぇ~・・・と感心したりして、楽しく学ぶことができました。

アンケートを取らせていただきました。掲載のご許可をいただいた方のご意見から一部をご紹介いたします。
・楽しく研修を受けることができました。ありがとうございました。
・少人数のグループを作って意見交換することは、やりやすくて良かったと思います。
・WRAPのセッションにそって話をしていったので、初対面のかたともスムーズに会話がはずみ
 楽しかったです。
・楽しくすごすことができました。誰にでも必要なスキルだと思います。今後の参考になりました。
・WRAPによって、ポジティブに考えていくことができるような気がします。初対面の方とも楽しく
 会話できるので、とても良いと思いました。
・精神的にまいっていた時期だったので 皆さんの引き金と対処プランがとても参考になりました。
 ありがとうございました。
・たのしかったです。とても学ぶものがありました。

いつものように、障がいをお持ちの方と働くことへのご意見・ご感想もうかがいましたので、掲載のご許可をいただいた方のご意見から一部をご紹介いたします。
・自分自身を心身共に いい感じの状態で接していきたいと思います。
・一緒に働くことで大きなメリットが得られると思います。お互いに、利点を考え、楽しく、働けると
 思います。
・周りが支え合っていく、 思いやりを作ることが大切だと思います。
・実際に一緒に働く方のお話を聞いてみたいと思います。
・自分対相手の関係を、上手に調整していかなければならないので、様々な勉強や経験をつんで
 いく必要があると思いました。
・誰もが障がいを持つ可能性があるので差別をする事は倫理的に良くない事だと思います。
 しかし医療者だからこそ障害を持つ方の良い所悪い所を見てしまっているので差別がでやすい
 可能性もあると考えます。
・障がいの有無にかかわらず、その人を一人の人間として尊重すること、接していくことが
 大切なのではと考える。
・正直、消極的

最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。