白熱教室
- 2011.05.22
- 日記
NHKで放送されていたハーバード大学マイケル・サンデル教授の「正義JUSTICE」についての「白熱教室」は多くの信奉者が現れた番組でしたが、その講義とは、日常の中で遭遇する困難な状況について決断しなくてはならないとき、「究極の選択」を提示して”あなたはどう考えるのか”ということを問うていくものでした。一番最近で私が視聴したものは、東日本大震災での福島第一プラントの事故について、
・原子力のリスクを最小限にして利用し続ける
・生活水準を下げて原子力への依存をへらす
という、2つのシナリオを提示してグローバルな授業を行いました。サンデル先生の「困難な中で、自分(たち)はどうするのか」という問いかけがまっすぐ伝わってくる内容でした。
→http://www.nhk.or.jp/harvard/
実は「白熱教室」は新シリーズに入っており、今シリーズはスタンフォード大学のティナ・シーリグ先生の授業です。これまた「20歳のときに知っておきたかったこと」でおなじみの先生で、ワークショップ形式の授業は、方法論的にはブレインストーミングに近いものでしたが、それぞれの人の可能性を信じ、違った価値観の人々によるチームワーク、そしてリスクをとりチャレンジしていくことをすすめていくものでした。起業することの楽しさを実感するような授業でした。
課題にむけて計画を立てるためには:
1.事実を把握する
2.アイデアを出し合う
3.楽観的になるようにチームの和を重んじる
4.問題点を指摘してダメ出しする
5.情熱をもって進んでいける方向を決める
6.アイデアを整理し、計画を立てる
という段階が必要で、それぞれの段階に必要な人材がいるチームが良いチームになるように思いました。
既存のシステムにないものを作ることは、私たちの法人で今後チャレンジしていかなければならない課題だと感じています。現在、新しい部署を設置することができるかどうかの検討委員会が活動していますが、委員会活動のあり方にも共通するもののように感じました。
最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。
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