働いて元気になる!in日精看山梨支部

  

 

2008年2月4日、弊病院では院内業務のスタッフとして当事者の立場の方と同じ職場の同僚として働くことに取り組み始めました。それから3年たった日、日本精神科看護技術協会山梨支部の特別講演にお招きを受け、私は同僚と一緒に講演をしに出かけてきました。

私はIPS援助つき雇用についての比較的一般的な話をしました。そして同僚は、この日、弊法人に入職して3年を迎えたのですが、それまでの自身のさまざまな困難や経験、そして働くことによって、自らつかみ取ったもの、これまでに自分を支えてきたサポートや工夫について話し、最後に「私は、元気です。」という言葉で締めくくりました。

同じ職場にある者の1人として、感情が大きく動かされた瞬間でした。

当日回収させていただいたアンケートのうち、ご意見の一部をご紹介いたします。

・渡辺さんがみんなの前で発表していることに感動で泣いてしまいました。ここにいる、緊張している
 でしょうに、自分のことをさらけだし、”今の自分はこうなんです!”見てくださいとなるまでのことも
 考えると、嬉しく、心強く、たくましく思います。ありがとうございました。
・働きたい人が働けるように、障害の有ムに関係なく。そうあるべきと考える。。。。。
・「夢や大切にしていること」を大切にすることは重要なんだなぁと思いました。
・一般の方と同じことができることが普通だと思うし、障害をお持ちの方も自信になると思います。
・渡辺先生の話しが、とてもしみました。もっと良い看ゴが提供できるように頑張っていきたいです。
・渡辺さんのお話を聞くことができてよかったです。堂々としていて、自信にあふれていました。
・自分の可能性にチャレンジしていくという言葉に、障害ある、なしというわくのある考え自体、
 意味のないことのように思った。
・私の病院には住吉HPの様なプログラム、制度、設備がないのですが、とても興味を引きました。
 今後、個人でまず勉強したり他HPをみてみたいと思います。
・「リカバリー」と「希望」という言葉が重なってきた内容でした。
・私も長い精神科看護の中で「仕事」の重要性を強く感じておりました。とても勉強になりました。
・以前受け持ったPt様、退院後に働く事を主治医から止められていましたが、ハローワークに行って
 みることをすすめ、今では就職して2年ほど過ごしています。・・・・・今まで、私のやり方はイレギュラー
 だと思ってやってました。でも、Ptは嫌といいつつ仕事への意欲を語るので、少しでも可能性を
 感じるなら、チャレンジして、と言っています。これで良かったのかな、と思いました。

最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。