蹴球無限
- 2010.11.14
- 日記
本日の午後は、ヴァンフォーレ甲府と山梨大学が共催し、アトムズ甲府FCが協力して「ふれあいサッカー教室」でした。場所は、ヴァンフォーレトップチームが練習をしている、山梨大学医学部グラウンドでした。
クラブからは、長田・白須・平井お3方のコーチを派遣していただき、山梨大学からもスタッフの方がいらっしゃいました。募集の30名の参加者に、ボランティアの皆さまを加えてわきあいあい、一つのボールをみんなで共有して楽しく、そして次第に真剣にサッカー教室はすすんでいきました。
最後は4チームに分かれての練習試合が行われ、充実のひと時を送ることができました。最後にご挨拶をさせていただきましたが、サッカーのボールは誰にでも同じ、という思いを強く感じることができました。
ヴァンフォーレ甲府統括本部の植松さま、本部長今泉さま、そして山梨大学ほか関係者の皆さま、ご参加の皆さま、本当にありがとうございました。
そして夜。ヴァンフォー甲府は、ついにJ1昇格に王手をかけ、今日はアウェイで栃木SCとの対戦でした。中心街にある「まちなかヴァンフォーレプラザ」の前には息をのんで中継を見つめる人たちの姿がありました。
長く長く感じられたロスタイムが終わって、主審のホイッスルが鳴り、試合は2-0でヴァンフォーレ甲府の快勝!ついに3年間のJ2生活にピリオドを打ち、来年から再びJ1の舞台に復帰することが決まった瞬間でした。試合終了後に誰からともなく「さぁ~いこうぜー!俺らの甲府~」の歌声が広がりました。名前も顔も知らない人々がサッカーによって一つとなる光景がここでも見られたのでした。
サッカーのボールは誰が見てもまんまるです。世界のどこに行っても同じ大きさです。その1つのボールを手を使わないでチームで運び、相手のゴールにいれると1点、というルールも誰にだって平等です。心の病いを持っているかどうかで区別されません。年や立場や話す言葉が違っても一緒に楽しむことができるものです。ボールを足でけると、前に進みます。丸いボールはきちんと蹴っていく限り、無限に進んでいくことができます。少しくらいまっすぐでなくても、それを直すことができます。
丸いボールによって秘められた人間の可能性があらわされるサッカーという競技。”蹴球は無限”なのだと強く感じることのできた1日でした。
最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。
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