オシムの言葉-回復に必要なもの-
- 2010.10.26
- 日記
かつてサッカー日本代表を率い、発展の途上で脳卒中に倒れたイビチャ・オシム元日本代表監督。的確な治療とねばり強いリハビリ、さまざまな人々の支援をえて回復され、先のワールドカップ2010でも奥深い解説をきかせてくれました。社団法人日本脳卒中協会様のご厚意により、そのオシム氏が自身の経験から「オシム、脳卒中を語る。」というインタビュー集がyoutubeで公開されています。
1/8→http://www.youtube.com/watch?v=29mXy8r4vuM
2/8→http://www.youtube.com/watch?v=BoG_4LLEMtY
3/8→http://www.youtube.com/watch?v=67c6p_5cH7U
4/8→http://www.youtube.com/watch?v=_67JlIVPu8E
5/8→http://www.youtube.com/watch?v=bTwhMZiAj_8
6/8→http://www.youtube.com/watch?v=LE7oiJL5dRQ
7/8→http://www.youtube.com/watch?v=fEqnD9oZhyQ
8/8→http://www.youtube.com/watch?v=zV0k5mXRF_8
回復に必要なものはなにか。インタビューの中でオシム氏の語るものの一部をおこしてみると
リハビリというのは、忍耐が必要だ。
多くの人が我慢できずに中断してしまうことも知っている。
治療そのものよりもリハビリの方が、何倍も痛く、苦しいものだから。
その際に、自分を信じられなければ、回復するのは難しい。
人生は一度きりしかない。
もし、まったくエゴイストとして生きるならストレスも減ることだろうが、
人生とはそういうものではないはずだ。
自分だけでなく、他人も自由に生きることができなければならない。
自分だけでなく、家族や友人や同僚と、共に生きる。
人生で何が大事か?
もう生まれててしまったからには、生きることだ。
生き残ることだ。もっといい人生を送ることだ。
一度生まれてしまったからには、もう後戻りはできないだろう。
いまリカバリーの途上にあると知っている人、大切な人のリカバリーを応援しながら見守っている人、今目の前にはいないけれど特別な人のリカバリーを願っている人、そしてリカバリーの道を求めて困苦の中で希望を捨てずに生き抜いている人、すべての人に見ていただきたいインタビューだと思いました。
最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。
-
前の記事
ジンジャーファイト 2010.10.24
-
次の記事
第53回日本病院地域精神医学会総会 2010.10.29