就業支援基礎研修にて
- 2010.10.08
- 日記
9月17日に独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構山梨障害者職業センター様主催の就業支援基礎研修で講演をさせていただきました。今回は「企業における障害者雇用の実際」ということで、障がいをお持ちの方とともに働いている雇用主としての話をさせていただきました。
今回は私のほかに看護部長、現場で一緒に働いている方からも報告をさせていただきました。
障がいをお持ちの方と一緒に働くにあたっても、それぞれの職員がその人の目指すものをはっきりとして、その人の興味や得意分野を活かしてお互いに感謝しあい、信頼され、支えあって働いていくことが重要であることを、それぞれの立場からお話させていただきました。私からは、精神的な困難を乗り越えて行こうとすることは、その人の弱みであると決め付けるのではなく、ストレングスの一つである可能性もあることをお話しして、実際に個別のサポートをすることの有用性をお伝えできていれば幸いでした。
当日とらせていただいたアンケートが手元に届きましたので、今回もご紹介可としていただいたご意見の一部をご紹介させていただきます。
・現在は就労支援はしていないが、今後自分の働く法人でも就労移行が始まり支援をして行くことに
なります。正直、障害を持つ方が働くことは厳しいと思っていましたが、今回の話しを聞き、早く就労
支援をしたいと思いました。
・障害を持った方が働きやすい職場は、全ての人にとって働きやすい職場、は本当に実感しました。
・チャンスを与え、チャンスを生かすような支援を行いたいと思いました。
・やれないから、出来ないからと思う視点では、多くの可能性をつぶしてしまうと考えられます。多くの
可能性を考えて、仕事をしていくことは社会の未来で必要であり、労働力の増加にも良い効果が
出るので、就労していくことは大変だが、良いことだと思います。
・当事者による講義はとても胸を打たれるものがあり、もっともっと、数多くの場所で講演してほしいと
思いました。
・「人はほめられ、人の役に立つことで一生懸命になれる」という言葉に感動しました。
・働くことがどれだけの人のモチベーションになっているか、あらためて感じました。
・事業所内雇用のためには、共に働く仲間の全てが共通認識でないといけない(続かない)と感じま
した。必要性を感じているだけでなく、声をあげ、仲間を集め、活動していけたらと思います。
・障害があったとしても、働きたいという気持ちは誰でも一緒だと思います。まだまだ雇用先は少ない
ですが、これから先、増やしていけるよう支援していきたいです。
・3人の話の全てがとても心に響きました。私の職場でも就労支援を行うシステムづくりということを
やってみようと思う活力となりました。
最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。
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