根拠に基づく援助つき雇用を目指してin福山
- 2010.09.27
- 日記
福山市にある社会福祉法人まどか様にお招きを受けて、同僚と「シンポジウム:地域精神医療・保健・福祉を考える」でIPS援助つき雇用のお話をさせていただきました。
会場には支援のおしごとの方、ご家族、ご本人のお立場の方など多くの方にお越しいただき、以前勝手に講演会in広島」を開催させていただいた医療法人社団更生会 ・草津病院ワークネクストで実績を積み上げておられる支援のお仕事の方とも一緒にシンポジストを務めさせていただきました。支援の立場の人が「働いてみる」ことをサポートしてからデイケアで起きた大きな流れが、自分自身の体験と重なるような気がして、こころがあたたまりました。
会場からも多くのご発言をいただいて、自分自身が元気をいただいたシンポジウムでした。恒例により、いただいたアンケートの中から一部をご紹介させていただきます。
・しゅう職しても病をかかえているがゆえ、好きな道でないとたえられない
・守ってだけの「楯」にならず支えになりたい。新たな道や希望、忘れかけていた夢も思いだせるような
かかわりあいをしたいです。
・実際の支援の仕方などを聞くことができて、とても良かったです。
・精神科医として、一人間として、とても心暖まり、又、今後仕事をしていく中での示唆に富むキー
ワードをたくさん頂きました。
・障がい者当人の体の状態に適した条件の仕事であれば、医師の了解を得ておおいに働くことは
良いと思う。周りの人達も協力して、暖かい目で見守ってやれば良いと思う。
・お三人のお話、胸にひびくものでした。
・支援者にとっても当事者にとっても勇気を与えられる内容でした。
・(障がいをお持ちの方が働くことは)希望を持って生きていくためには必要なことだと思います。
地域で支え合う必要性を感じています。
・@@さんのチャレンジ精神、私も見習いたい。先づ動く。
・すごく勉強になりました。精神障害の方の就労支援に興味を持ちました。私も、支援していけるような
OTになりたいです。
・個人差があるが薬を服用しているので8時間勤務は困難な人が多いと思います。
・楽しく生きられるように体調をコントロール出来ることSOSを発する人がいることは大切と思います。
・どんな形でも一生けん命やれる事で有れば、良いと思う。行政は、働く定義を一般就労する事に
定型化して行っている。
・入院中にその人らしさやその人の希望その人の素敵なところがみえにくくなって、その上で働くこと
を希望しているとなると、こちら側から勝手にその人の力を査定してしまっているのではないかと思
います。生き生き働く人たちが地域に姿をみせたらもっとみんな元気になると思います。
・支援が難しい….と思っていたのは自分が障害になっている所も大きいと感じました
・「同じ言葉を持つ」仲間がたくさんいることが強みになると思います。
・働くこと、役割を持つことはどんな方にとっても必要だと思います。
・リカバリー エンパワメント という言葉、教科書的にしかとらえることができていませんでしたが、
実践をきかせていただけ、内容の深さにふれさせていただいたように思います。
・身内にやっと就職ができたことで自閉症が治り夢ある農業をやっています。ボイラーの資格も6人
いる中で1人だけねばり勝ちで合格し、今家族共々喜んでいます。私も応援できる日を心待ちして
います。
・病院という立場の就労支援を学ぶ事ができ、有意義でした。自分の夢 希望を実現できると信じて
よりそって行きたい。
最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。
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