第98回精神保健指定医講習会
- 2010.02.07
- 日記
2月4日に、同僚と一緒に「第98回精神保健指定医研修会(更新)」で講演をしてきました。昨年7月に行ったものと同じ国家資格である精神保健指定医の免許(?)更新のために、東京のホテルに設けられた会場には150名ほどの多くの精神科医が参集していました。
私と同僚に与えられた題は「精神障害者の社会復帰及び精神障害者福祉」でした。1時間という与えられた時間では精神科リハビリテーションを語りつくすことはできないので、今回も「自分の好きな職場で働いて元気になることを応援する」ことをテーマにして、2人で手分けして話しました。
私はIPS援助つき雇用の理念やデータなどを中心に固めの話、同僚は自分自身の言葉で働いていることへの思いを話しました。
同僚の話には、応援しているスタッフへの感謝や、自分の感じているリカバリーの体験がちりばめられており、胸の芯が温まる気分になるものでした。「ジョブコーチの人に会うと元気になります」という言葉に”就労支援”に携わっているスタッフの在り方が凝縮されているように思いました。講演の終わりには会場から大きな拍手をいただきました。私たちは非力にもかかわらず、グッジョブサポーターとして働く人の応援をしておりますが、働いて元気になるのは、私たちを含めてのものであるという確信をより強く深めました。制度やスキルを利用することからだけでは身につかない、人としての力強さを教えてもらい、元気になって甲府への岐路につきました。
研修会の前に他の講師の皆さまと食べたお弁当はとてもおいしかったのですが、講演後の一杯のジュースはまた格別でした。
最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。
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