働くこととリカバリーin日本大学精神科医の会
- 2009.11.01
- 日記
10月31日、第3回日本大学精神科医の会様のお招きに預かり、上京して「働くこととリカバリー」の題でお話をさせていただきました。会場には多くの先輩をはじめとした精神科医の皆さま、コメディカル・スタッフの皆さまにお集まりいただき、私の話を暖かく聴いていただきました。
「統合失調症のような重い精神の病をお持ちの方は働くのは難しい」という一般的な思いにチャレンジすることは、ご本人を含んだチームが”自分たちのこと”としてともに進んでいくことが必要かもしれません。リカバリーとは、それを目指してすすんでいく過程ですが、到達したり、やり終えるものではなく、際限のないものかもしれません。
いただいたご感想の一部です:
・実際の臨床で、働くことで回復していかれた方々と多く関わっています。先生のお話を聴いて
再確認できました。
・興味深いお話でした。マッチングの部分は自らも勉強していかねばと思いました。
・統合失調症患者さんにもCBT的な関わりを考えてゆかねばと思いました。
・エネルギーをいただきました。
・リカバリーはまさにNEETの反対と知りました。
・当病院のデイケアスタッフにも提案してみようと思いました。
・IPSで”まずは就労してみようじゃない?”という一歩を先に出すということが、目からうろこでした。
・とても興味深いお話でした。ただ、医療従事者がどこまでフットワーク軽く動ける環境にあるのか、
また、どこまで地域と連携していくのか、といったことは疑問に感じました。また、IPSをするか
どうかもご本人のチョイスであるということは前提となると思いました。
関係者の皆さまのサポートに厚くお礼申し上げます。
最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。
(wrote:財団法人 住吉病院)
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