病いがあっても働けるin山形

個人的な旅行の計画があって、山形に行ってきました。旅行前に思ったのが「山形の人に働いてリカバリーすることができるという、自分自身が感じていることについて話を聞いてもらったら自分がうれしいと思う」ということでした。

現地の方に情報をもらい、9月7日の夜に山形駅前にある山形テルサの1室を予約し、関係のありそうな方々にご連絡させていただいて、即席での講演会を開きました。さすがはJ1チームモンテディオ山形のご当地とあって、自動販売機もモンテディオ仕様で驚きました。

当日は、ご本人、ご家族、支援のお仕事をしておられる方、会社の方などにお集まりいただきました。統合失調症についての簡単なご説明をお話した後で、山梨などで何回かお話している「病いがあっても働ける~IPSモデルによる新しい就労支援~」について1時間半ほど講演をさせていただきました。

   

会場に集っていただいた方にはどのように伝わったのでしょうか。正直、自分自身が主催者となりましたので、「支援者」とか「ご家族」など、お相手の方を属性で切り分けない講演会とさせていただきましたので心配もありましたが、ご参加いただいた方々からはあたたかいお言葉をいただきました。回収させていただいたアンケートでは”とても満足”と”満足”を合計したものが90%を越えており、ほっと安堵しました。

支援のお立場の方々からは「IPSという新しい支援の方法について知り、興味をもった」というご感想をいただきました。当事者のお立場の方々からは力強いご感想をいただきました。ご家族のお立場の方からは「”歌”はリカバリーにつながるでしょうか」という、うれしいご質問をいただきました。もちろん、私の答えはYES!でした。会が終わってから「品川での中谷先生の講義を聞いて、今回の当地山形での講演にもやってきました」と話しかけていただいた方には、大きな元気をいただきました。

そして「今度は実際に元気になっている方の生の声を聞いてみたい」というご意見には、まさしくそのことが重要であり、希望なのだと深く共感しました。どこで話をさせていただいても、聞いてくださる方たちはあたたかく、自分自身の学びと成長の機会を与えていただいているという実感が今回もまたありました。

   

会場にきてくださった方々、今回の講演会をサポートしてくださった皆さま、心より厚くお礼申し上げます。

最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

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(wrote:財団法人 住吉病院