家族心理教育インストラクター

7月31日・1日と、心理教育・家族教室ネットワーク主催の「家族心理教育インスタラクター」研修会に出席してきました。

心理教育の普及のため、心理教育・家族教室ネットワーク(以下・ネットワーク)では、「標準版家族心理教育研修会」を規定し、各地で開催することを促進しようとする、と資料には書いてありました。

標準版家族心理教育研修会はについて資料から抜粋しますと、

研修会の対象:心理教育の初級者。職種を問わない。
研修会の目標:精神医療についてある程度専門家として経験がある人が、援助があれば一人で
         家族心理教育が出来る様になることを目標にする。
研修内容:医療機関で行う、統合失調症の家族のための心理教育の実施目的、内容、実施方法
       の研修。
研修会参加人数の目安:40人程度
研修会の進め方:講義とグループによる家族心理教育のロールプレイ
実施時間数:休憩を除く合計11時間

研修会では、講師の先生方、実践の先輩たちとのさまざまなディスカッションの中から新たに学び、気づき、励まされる思いがしました。中でも、心理教育が大切にしているものは、私の学んだことがらの中では「ストレングスモデル」であり「リカバリー志向」といわれるもののような気がしました。もちろん、家族心理教育はEBP(Ebidence-Based Practice)を標榜しているため、その内容の確かさを保つために日々の勉強が必要ということもわかりました。楽しく2日間の勉強を修了して、インスタラクター認定証をいただきましたが、正直、まだまだ学ぶ事だらけだと思いました。そしてそれは、実践を通して積み上げていくべきものとも感じました。

山梨県では、デイケアを中心として心理教育もしくは家族教室を開催しておられるところもあるかと思います。ご一緒に家族心理教育を学ぼうとされるスタッフの方ともつながりたいと思いながら山梨に戻ってきました。

最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

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(wrote:財団法人 住吉病院