無財の七施
- 2009.07.20
- 日記
先日、とあるご縁で、笛吹市にある日蓮宗高光山常徳寺にうかがいました。ご住職はとても気さくな方で、いろいろとお話しをしていただきました。お寺が大切にしている言葉に「元気印」というものがあるそうで、たくさんの学びをいただきました。
お釈迦様のお教えに「無財の七施」というものがあるそうで、施すべき財産や説くべき教え、恐れを取り除く力がなければ布施の行ができないわけではないと言われています。地位や財産がなくても、誰もがいつでも容易にできる布施の行があります。つまりモノを重視する価値観だけではなく、自分の心の持ち方を変えて社会を見つめ直すと、実は小さな幸せが数え切れないほどに見つかるものだということです。ネットで調べてみると、人さまに差し上げるほどの財産が無くても、誰もがまわりの人々を幸せにすることのできる七つの宝物を持っているということですが、この宝物は差し上げれば差し上げるほど自分が豊かになっていくということです。
一、和顔施(にこやかな微笑みをたたえた顔)
二、眼 施(やさしい眼差し)
三、言辞施(真実を伝える言葉)
四、身 施(勤労奉仕、対価を求めぬ労働)
五、心 施(おもいやり)
六、房舎施(家の軒先を貸すこと、ホームスティ)
七、座 施(自分の座を譲ること)
ご住職 河野豊永(ほうえい) 様、ありがとうございました。
常徳寺は石和温泉七福神の一つとしても紹介されています。
http://www.kimura-product.co.jp/sitihuku2/isawa/isawa1.htm
最後までお読みいただいた方、ありがとうございました。
(wrote:財団法人 住吉病院)