仲間と出会う

今週はいろいろな人たちと出会っています。

東京の精神科病院で、患者様の薬物療法を見直して単剤化・減量化を目指そうとしておられるスタッフの方々が私たちの病院を訪問してくださいました。私や同僚たちがかつて「挑戦」と周囲から受け取られていた頃のことをお話しました。

木曜日には、ある講演会でお話しをする機会を得ました。病院から地域に出ておられる精神科薬物療法認定薬剤師(BCPPP)の方に出会いました。この方も精神科薬物療法において適正な薬物療法を追求しようと研鑽を積んでおられる方でした。就労支援についても、ご本人のリカバリーを重視したアプローチを進めようとするやり方に質問をしてくださった方がおられました。懇親会で長い話しをさせていただきました。心理教育を推進する会合で、以前お世話になった方にも出会いました。ご本人へのアプローチのやり方、ご家族と元気になっていけるようなアプローチの仕方についてのお話しを楽しくさせていただきました。

メタアナライシスの研究しておられる先生からは、薬物療法の効果について、どのように研究成果を読み解いていくのか、そしてIPSを含む非薬物療法に関しても効果判定についての重要性をうかがいました。私の拙い経験談にご理解を示していただき、激励をいただきました。

講演会や研修会に参加すると、それまでまだ直接出会っていないだけで、同じものを目指している仲間、同じ志を持っている仲間の方がたくさん世の中にはいらっしゃるということが実感されます。まだ出会ってない方は知らない人なのではなく、単に顔を見て言葉をかわしたことのない仲間なのであると思いいたりました。「同じの空の下で、先生も頑張ってください」という、かつてその方のリカバリーの努力のほんのわずかなお手伝いをしたことのある方からいただいた言葉を思い出しました。

今度の新しい研修会で、またどれだけの仲間に出会えるのでしょうか。楽しみでわくわくしています。

最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

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(wrote:財団法人 住吉病院