精神保健指定医講習会

7月14日に、同僚と一緒に「第95回精神保健指定医研修会(更新)」で講演をしてきました。精神保健指定医は、精神科医療では国家的資格とされており、会場には免許(?)更新のために定員300名になろうかという精神科の医師が参集していました。

私と同僚に与えられた題は「精神障害者の社会復帰及び精神障害者福祉」でした。1時間という与えられた時間では精神科リハビリテーションを語りつくすことはできないので、私自身の興味のある「IPS援助つき雇用を中心とした就労支援」について、2人で手分けして話しました。

私はIPSの理念やデータなどを中心にやや固めの話、同僚は障がい手帳を持つスタッフとそうでないスタッフが同じ職場で働くことの意義や、好きな仕事に就くことの意義について話しました。

   

同僚の話はいつ聞いても感じる声のよさともあいまって、すがすがしい気持ちになるものでした。講演の終わりには会場から大きな拍手をいただきました。私は非力にもかかわらず、就労支援者の1人として働いておりますが、やはり現場スタッフからの報告にはリアリティの重みが違うと感じました。制度やスキルを利用することからだけでは身につかない、人としての力強さを教えてもらい、元気づけられて甲府への岐路につきました。

研修会の前に講師の皆さまと食べたお弁当はとてもおいしかったのですが、講演後の水の一杯もまた格別でした。

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最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

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(wrote:財団法人 住吉病院