アルコール行軍5月

アルコールセンター伝統の行軍が、さる18日、快晴の天気の中行われました。今回は、精神科勤務がはじめての若い先生方お二方が参加していただきました。そのうちのお一方より感想をいただいたので、ご本人の了解のもとにご紹介いたします。

初めて行軍に参加させていただきました。5月とは思えないくらい暑く、日差しの照りつける中、護国神社までを往復してまいりました。ペースの速い方・遅い方、往復参加の方・片道の方と、それぞれいらっしゃるのですが、全員がリタイアすることなく目的地に到達できました。皆で目的地に到達するという目標を自分も共有し、歩調の一歩一歩を積み重ねとして、最後に到達できたときには大きな喜びを感じさせていただきました。道中・目的地での患者さんたちとの会話もはずみ、また甲府の街を徒歩のペースで見なおす機会となりとても楽しい時間を過ごさせていただきました。車だとすぐの場所でも予想以上に距離があり、参加者の中で年齢的には若い自分にもキツく、自分が日頃いかに運動不足であるかを思い知らされました。

アルコールの治療のみならず、何か大きな目標を持ったときに、一歩一歩を積み重ねること、そして周りと協力し目標に向かうことは、達成への近道となると思います。患者さんたちには、行軍で培った周囲との協調で、これからも断酒の目標に向かって治療に励んでいただきたいと思っております。

若いドクターに1日で貴重な学びの体験を与えてくれる「行軍」。アルコール治療の奥深さをまたしても垣間見た気がします。

最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

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(wrote:財団法人 住吉病院