脳が冴える15の習慣
- 2008.09.04
- 日記
築山節著『脳が冴える15の習慣』(生活人新書/日本放送出版協会刊)
をアマゾンで買って読んでいます。作者の築山氏は脳神経外科の専門医で、多くの臨床経験をもとにして「冴えない脳」をなおすために必要なのは、たまに行う”脳トレ”ではなく、「脳にとって良い習慣」を生活の中で身につけることだと提案しています。
1週間のうちに、気が向いた時や、決められた時間にだけ「脳トレ」を行うのではなく、生活の中で習慣として取り入れることで、その効果が継続的になるようにしようという考え方によっています。
こういった習慣を身につけるために重要な条件とは、
・時間的にも経済的にも負担にならない
・脳に良い影響を与えられるだけでなく、人生がより豊かになる
だそうです。
15の習慣のうち、自分でも重要だと感じたものを列挙しておきます。
1.生活の原点をつくる
脳を活性化させるには朝一定の時間に起きて足・手・口をよく動かすこと
2.集中力を高める
生活のどこかで「試験を受けている状態」を持って時間と仕事量の関係を認識する
4.脳の持続力を高める
家事こそ「脳トレ」であり、雑用を積極的にこなすことは前頭葉の体力を高める
5.問題解決能力を高める
自分が準拠すべき「ルール」と「行動予定表」を作り、書きながら考え、書いて確認する
6.思考の整理
忙しい時ほど「机の片付け」を優先させる。物の整理は思考の整理に通じている
7.注意力を高める
意識して目をよく動かすこと。逆に視覚情報を遮断して耳から情報をとる訓練をするともっといい
8.記憶力を高める
「報告書」や「まとめ」や「ブログ」を積極的に書くと、出力を意識して情報をとることができる
ようになる。ブログを書くことも脳トレとしては大いに良い
9.話す力を高める:
メモや写真などを手がかりにして、長い話を組み立てよう
10.表現を豊かにする:
「たとえ話」を混ぜながら、相手の身になって話すと、脳が総合的に鍛えられる
14.想像力を高める:
ひらめきは「余計なこと」の中にある。活動をマルチにして人生を楽しめるようにすることも大切
15.意欲を高める:
人を好意的に評価することは、自分を好意的に評価されやすい環境を作ることにつながる
いくつできているのでしょうか。いずれにしても、脳のトレーニングは「いつでも」「どこでも」「ひとりでも」です。「誰かが@@だからできない」というときには、最初にうかぶ言葉は「できない」なのでしょう。
(wrote:財団法人 住吉病院)