「どうすればよかったか?」上映会の企画があります
- 2025.06.25
- 日記
今年の初めころの弊ブログでご紹介した映画「どうすればよかったか?」
https://sumiyoshi-kaisei.jp/blog/2025/01/27/post-75082/
自分の周囲の方々にもぜひ観ていただき、ご家族が精神的な困難をかかえることになったときに、何を感じ、どう語り合い、どのように暮らしていくのかについて、みんなで語り合いたいと思っておりましたところ、県内の人たちが上映会を企画してくださいました!
以下、主催者のymc様によるプロジェクト内容とご支援のお願いを下記のwebサイトより転載します
自主上映会開催予定(時間は変更の可能性あり)
日時:9月20日(土)
13:00~開場
13:30~上映開始
15:30~シンポジウム(当事者、精神科医など4名を予定)
16:30 終了
会場:山梨県立大学池田キャンパス講堂(駐車場あり)
座席数:280席程度
入場料:無料

主催されるYamanashi Movies Connect の代表をされている方からいただいた、私あてのお手紙の一部を合わせてご案内いたします。
拝啓
雨音に季節の移ろいを感じる頃となりましたが、中谷先生におかれましてはご健勝にてお過ごしのこととお喜び申し上げます。
突然ですが、私が現在取り組みを進めています、統合失調症のドキュメンタリー映画、『どうすればよかったか?』上映会のチラシが出来上がりましたのでお届けしました。
精神科医療、精神保健にかかわるお仕事をしていると、この映画のタイトルのような問いに直面することが少なくないと思います。私自身も、病院を受診する以前の地域住民への支援に関わらせていただく中で、どうすればよかったか?考えることが多くあります。
ドキュメンタリー作品なので、決して面白いわけではありません。わかりあえない家族の言葉、思い、息遣いが、ただひたすらに生々しく重いボディブロウのように、苦しいところを何度も的確に殴ってくる、そんな映画です。見る人の心に何かを残し、どうすればよかったか考えずにはいられない貴重な機会となると思います。
この映画を、なんとか山梨で上映し、出来れば、精神科医療や福祉の現場に携わる方々にこそ、観ていただきたい、そんな思いから上映会の企画をスタートさせました。(中略)
さて、今回の上映会は、出来るだけ多くの方に見ていただきたく、観覧料は無料としています。ただ、配給会社に支払う料金、広報など、実施にあたっての費用は少なくなく、そこでクラウドファンディングというかたちで、広くご支援をお願いすることにしました。支援してくださった方々と一緒に、「見ることでつながる場」を作りたい、そんな願いも込めました。ご無理のない範囲でご支援いただけましたら、とてもうれしいです。
クラウドファンディングサイト URL ※ReaadyForという支援サイトを使っています
https://readyfor.jp/projects/ymc-250920 (以下略)
※上記URLについては、私の方でQRコードも作ってみました(接続確認済です)


思えば、私が住吉病院に赴任して少したった頃、精神的困難を抱えた方たちが働いて元気になるという事実に基づいたイタリアの映画「人生ここにあり!」を上映してみてもらいたい!と「やりま商会」を作って上映会を開催してからもう13年になります。あの時、同じ思いでプロジェクトに取り組んだ同僚や同じ仕事をしている人、元気になりたいと願う人たち、メンタルヘルスに理解ある市民の人たちの顔を思い出して、今、新たに同じ思いを持つ次の世代の人たちの活動を知って胸を熱くし、心から応援したいと思っています。同じ思いを抱く方々、どうぞこの上映会が成功できるようにご支援くださいますように、私からもお願い申し上げます。
【参考】山梨県の精神保健福祉を考える会アーカイブ「人生ここにあり!」上映会関連
https://yarimashoukai.blogspot.com/2012/01/
https://yarimashoukai.blogspot.com/2012/02/
最後までお読みいただいた方、ありがとうございます。
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