The Long And Winding Road
- 2024.10.25
- 日記
先日、曽根丘陵公園で開催された”Cafe Pastorius Live Under The Sky 2024″に出かけました。新型コロナ感染症禍以降、オープンエアでの催しの良さを感じることが多かったのですが、ここの丘陵公園は自然が多く、丘陵に点在する古墳群もあって、心身ともにリラックスできる場所として何度かウォーキングに利用させてもらっているところです。休日とあって、メインの駐車場はほぼ満車でしたが、丘陵には心地よい風が吹いていました。
前日来の雨も上がり、公園の一角にある野外ステージで、JAZZを中心にしてさまざまなグループの演奏がありました。ノリノリの曲があったり、スウィングするような演奏もあって、集まった人たちは思い思いに食べたり飲んだりしながら音楽を楽しんでいました。
とある5人組のバンドの方々が演奏がイイ感じだったのですが、その中にビートルズの名曲”The Long And Winding Road”がありました。この曲は、ビートルズが解散する寸前に発表された曲と思われていますが、
The long and winding road that leads to your door
Will never disappear
I’ve seen that road before it always leads me here
Lead me to your door
The wild and windy night that the rain washed away
Has left a pool of tears crying for the day
Why leave me standing here, let me know the way
Many times I’ve been alone and many times I’ve cried
Anyway you’ll never know the many ways I’ve tried
And still they lead me back to the long and winding road
You left me standing here a long, long time ago
Don’t leave me waiting here, lead me to your door
But still they lead me back to the long and winding road
You left me standing here a long, long time ago
Don’t keep me waiting here (Don’t keep me wait), lead me to your door
あなたのところへと続く、長く曲がりくねった道のり
いつだってそれは決して消え去ることはない
以前見たことのあるその道は、いつもここに私を導いてくれる
あなたのところへ連れて行って
激しい風に荒れた夜は雨が洗い流したけど
その日流した涙は溜まり場になっている
どうしてわたしをここに立ち黙らせているの? きみのところへ連れて行って
いくたびも一人ぼっちになって、いくたびも涙を流してきた
そんな私の歩んできた努力の道のりは、あなたはわからないだろう
そして私はまた長く曲がりくねった道に戻ってくる
ずっとずっと昔にあなたに置き去りにされたこの場所に
このまま放っておかないで、 あなたのところまで連れていって
私には、この歌の中にある「you」とは、他者なのではなく、困難に直面することによって一度は見失ってしまった「本来なりたかった自分」のことのように思えました。なりたかった自分に向かう長く曲がりくねった道の途中にありながら、リカバリーの道を向かおうとする人の祈りの気持ちがこの歌に込められている気がして、青空のもとで一人、胸の奥になにか熱いものを感じるひと時でした。
最後までお読みいただいた方、ありがとうございました。
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