8年
- 2019.03.10
- 日記
東日本大震災から8年が過ぎました。まさしく未曽有の大災害でした。筆舌に尽くし難い経験をされた多くの方々がおられます。1万5000人を超える方々の命が絶たれました。行方不明の方もいまだ2000人を超えています。私たちは、今日も離れた地で生きています。
大震災のその瞬間、私は車に乗って翌日東京で行われる会議のために甲府に向かおうと病院を出たところでした。長く長く続いた大きな揺れは今生の終わりを感じさせました。それに引き続く原発の事故に、覚悟を迫られました。その後の災害を契機にして法人ではDPATが活動できる体制をとり始めました。そして8年後の今日、私たちはまだこの地にあり、これからのことを考えて生きています。原発事故の終息はいまだ遠く、残された核燃料の取り出しはまだその端緒についたかどうかといったところです。そのような中で「復興」という文字を見ても実感ができなかったり、さまざまな思いや憤りに近いものを感じたりすることもあります。それでも、私たちの過ごしている1日は、なんらかの理由で命を絶たれてしまった人々が生きたかった1日なのだと、ありがたみをかみしめています。
私にとり大切な一日であるこの日、ただ頭を垂れて あの日のこと、あのあとのことを思い返し、祈ります。
最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。
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