個人的な視点からの2017年の10大ニュース
- 2017.12.31
- 日記
今年も皆さま、大変お世話になりました。弊法人は今年もさまざまな活動をしてまいりましたが、今年1年を振りかえって、個人的に選んだ10大ニュースを発表させていただきます。
1.就任10週年
今年8月、私は住吉病院長に就任して10年を迎えました。「ALL for Recovery」のスローガン
を中心に歩んできたこの10年を振り返るとともに、新たな10年に向けてまた進み続けたいと
思います。今後ともよろしくお願いいたします。
2.ヴァンフォーレ甲府J2に降格
例年通り、昨季の主力が引き抜かれて開幕前の予想では降格予想のチームに挙げられて
いた我らがヴァンフォーレ甲府。今年は開幕のガンバ大阪とのアウェイ戦で試合の最後の
最後まで手中にしていた勝ち点3を取り逃がし、嫌な感じがしましtが、深刻な得点力不足は
解消されず、5年間守ってきたJ1の座から陥落しました。ここ数年は降格回避に汲々として
チームとしての一体感が熟成しないシーズンが続きましたので、来シーズンはチームとしての
立て直しが急務だと思います。
3.テロリズムが広がる世界
今年もアメリカ・ラスベガスの銃乱射やイギリスのコンサート会場でのテロ、トルコの銃乱射
エジプトのモスクにおける爆弾テロなど多くの罪もない人々がテロの犠牲になりました。しか
し、この瞬間も世界のあちらこちらで戦争が続いており、多くの人命が失われていることを忘
れてはならないと思います。
4.新病棟着工
本年8月から、住吉病院では新たな急性期治療病棟の建設を開始しました。竣工予定は来年
の秋ごろです。これに伴い病院全体の病床数を削減予定で、今後は一人でも多くの方が、
その方の望む地域で住めるように、あらためて努力をする覚悟です。
5.トランプ氏がアメリカ大統領就任
アメリカの大統領選挙は、予想を覆して実業家のドナルド・トランプ氏が勝ち、第45代のアメリ
カ大統領に就任しました。ドナルド大統領は「アメリカ第一主義」を旗印にして、国際協調の
体制に異議申し立てを次々に行い、世界に大きく影響しています。
6.衆議院選挙で自民党が勝利
想定とは違うタイミングでの衆議院の解散総選挙が行われ、与党の自民党は284議席を
獲得して勝利し、自公連立政権の議席数は313議席となり、憲法改正の国会発議に必要な
3分の2以上の議席が維持されました。また、衆議院解散により精神障害者による「犯罪の
再発を防止する」ことを法案発議の趣旨(のちに削除)とした精神保健福祉法改正案は廃案と
なりました。この法案には精神の病を持つ人を危険視して閉じ込めたり監視を強める制度
づくりではないか、との反発が多くの関係団体から起こってきていました。
7.日本人初の100メートル走9秒台突入
9月に桐生祥秀選手が、これまでの100メートル走の日本記録10秒00を19年ぶりに塗り
替える9秒98の日本新記録を打ち立て、ついに日本人による100m10秒の壁の突破が
なりました。
8.北朝鮮の核ミサイル問題
今年も北朝鮮は多くのミサイル発射実験を繰り返し、また、6回目の核実験を行って、ICBM
に核弾頭を搭載する能力を得たのではないかと国際社会から大きな懸念が表明されていま
す。お互いが核兵器を手にしてにらみ合う冷戦時代の再開は多くの地球に住む人が望むもの
ではないはずです。
9.大相撲・モンゴル人力士による暴行問題
大相撲の元横綱日馬富士は秋巡業中の10月、鳥取市内での後輩力士に暴行した問題の
責任を取り引退しました。鳥取県警の捜査も入りましたが、被害者力士の師匠である貴乃花
親方は「相撲協会への報告を怠った」という件で処分されることになりました。マスメディアなど
さまざまな意見が錯綜していますが、密室で暴力事件の被害にあった者が警察に捜査を
ゆだねて処分の対象になったことに違和感を感じました。
10.山梨県知事表彰を受ける
弊法人は9月に山梨県と独立法人高齢・障害・求職者雇用支援機構山梨障害者職業セン
ター主催、山梨労働局と公共職業安定所後援で開催された平成29年度障害者雇用優良
事業所等表彰式において、弊法人は障害者雇用優良事業所として山梨県知事より表彰され
ました。 2012年度に努力賞として表彰されて以降も弊法人の併設された就業・生活支援
センターとともに病院においても精神的困難の経験をお持ちの方々にIPS(Individual
Placement and Suport)モデル援助つき雇用に基づく支援を行うと同時に、公益財団である
事業所として活動を継続してきたことへの評価と感じました。
次点:事務長交代
就任以来、さまざまな面で事務的な協力をしていただいていた前事務長職におられた方が
40年にわたる弊法人での勤務をまっとうして定年退職されました。ここに特に記して感謝の
意を表します。氏のみによらず、法人にも徐々に世代交代の時期が近づいていると実感し
ます。多くの諸先輩方のご苦労を労い、若い方々の力が存分に発揮されるような組織となり
さらなる前進をはかりたいと願っています。
最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。
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