山梨県知事表彰を受けました

9月15日に山梨県と独立法人高齢・障害・求職者雇用支援機構山梨障害者職業センター主催、山梨労働局と公共職業安定所後援で開催された平成29年度障害者雇用優良事業所等表彰式において、弊法人は障害者雇用優良事業所として山梨県知事より表彰されました。
平成24年度に努力賞として表彰されて以降も弊法人の併設された就業・生活支援センターとともに病院においても精神的困難の経験をお持ちの方々にIPS(Individual Placement and Suport)モデル援助つき雇用に基づく支援を行うと同時に、公益財団である事業所として、法定雇用率を上回る率の対象としての資格をお持ちの人々に勤務していただいていることが受賞の一因かと思いました。

この表彰は無論、松野正弘理事長の障がい者雇用へのご理解のたまものでありますが、それとともにジョブコーチや指導者という「支援スタッフ」の他にも、同僚として温かく迎え、励ましたりアドバイスを送ってくれる、多くの先輩職員の日常の活動によってもたらされたものであります。しかし、なによりもこれまでに精神的困難を得た経験を持ちながら法人で働くことを選択され、そのような経験があっても働ける、そのような経験のある人には素晴らしい力があると証明してきた多くの人たちの努力によって切り開かれた道を私たちは歩んできたことを忘れてはならないと思います。

頑張って私と一緒に働いている法人職員の皆さま、そして内から外から応援してくれる皆さまにも厚くお礼申し上げます。この表彰をさらなるステップとして、法人としては厚生労働大臣表彰を受けられるように今後も努力していきたい、と思っておりますが、私の究極の望みはこのような表彰のいらなくなる社会的な雇用環境ができることです。

弊法人では精神的な困難を経験しながらも、いわゆる「障がい枠」を利用せずに働いている人たちも少なからずいます。障がいを持ちながらもけなげに働いている人が周囲に感動を与える、という働き方は私たちは求めてはおりません。経験を活かし、自分の経験を生かしたり、経験のほかの自分の強みを発揮して法人、ひいてはともに社会に貢献する人材を発掘し雇用し育て学び、ともに成長をしていきたいと思っております。皆さま、これからもよろしくご支援いただけますようにお願い申し上げます。


最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。