吉田うどん@桜井

先日、アウトリーチチームは富士東部圏域研修会で富士吉田にお邪魔しました。私も外来業務のない日でしたので、一緒にうかがうことにしました。

合同庁舎には、富士山の世界文化遺産登録をお祝いするポスターが貼ってありました。今回も地域の皆さまとのやりとりもあり、よい研修ができました。

  

せっかく富士吉田に来たのだから・・・と、チーム員そろってお昼を食べようということになりましたが、吉田で昼食といえばうどんしかありえません。検討の結果、当日のチョイスは、元祖吉田うどんのお店「桜井うどん」になりました。名の通った店なので大通りに面しているのかと思いきや、路地を入った目立たない場所に古めかしい暖簾が掛かっているのでした。店内は土間風で、基本が相席、壁には、びっしり有名人らしい人のサイン入り色紙が貼ってあります。ちゃぶ台が5つほどのお店は、すぐ満席になりますが、回転はかなり早いです。

桜井うどんは「元祖吉田うどんの店」とされています。何が「元祖」なのかと言えば、うどんにキャベツを初めて乗せたのがこのお店だということです。

  

店内にはメニューがありません。「かけうどん」「つけうどん」メニューはたったこれだけで、「温かいのにしますか?」「冷たいのにしますか?」と2択方式です。肉うどんも天ぷらうどんもありません。ひたすら「うどん」で勝負のお店です。大盛りもなく、たくさん食べたい人は「替え玉」をつけることになります。うどんの価格はどちらも350円で、替え玉が60円だったかと思います。

注文してほどなくしてうどんが運ばれてきました。麺は少し黒っぽく、茹でキャベツが添えてあります。ドンブリに入ったおつゆは醤油と味噌のに煮干しだしがブレンドされています。具は茹でキャベツと油揚げだけです。麺のコシの強さは吉田でもトップクラス、名古屋の味噌煮込みうどんの麺に近く、しかもそれより太い感じでほのかに甘味があります。茹でキャベツと、弾力ある麺が口の中でお互いに主張をします。吉田では店ごとに違う「すりだね」という辛い薬味があるのですが、ここのは種が入っていますが、シンプルで、辛さほどほどのような気がしました。

わしわしと噛んで飲みこんで、ごちそうさま! さすが元祖、また来たいお店です。

最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。