精神科治療学2013年4月号

中谷星和書店の精神科治療2013年4月号【特集 転帰の指標治療の有用性をどう評価するか】に、松沢病院の今村弥生先生との共同執筆で「統合失調症における転帰の考え方」という論文を掲載していただきました。

中谷真樹、今村弥生:統合失調症における転帰の考え方

抄録:統合失調症の転帰とは,精神症状のみによって医学的に判断できるものではないという考え方は歴史的に支持されてきた。支援者は評価尺度を用いて転帰の客観性を追求してきたが,今日,リカバリー概念が広がるにつれ,転帰としてのリカバリーは結果として他者から評価されるものだけではなく,個人の感覚や当事者自身による個人的感覚の評価やプロセスが重要と考えられるようになってきた。今後,転帰の評価はますます全人的なものであることが認識され,研究が進むことが期待される。

私のパートは拙いものですが、よろしかったらお手に取り、お読みください。

最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。