ヴァンフォーレ、レイソルを破る

先週の土曜日4月13日、ヴァンフォーレ甲府はホームに強豪柏レイソルを迎え撃ちました。

  

ACLを含む5連戦、しかも中2日で韓国から帰国しての試合で疲れが残ると同時に、大黒柱レアンドロ・ドミンゲスをかいたレイソルは明らかに動きが鈍く、ヴァンフォーレは序盤から積極的に試合に入りました。レイソルの左サイドが弱いとみて、人数をかけて押し込みました。そして前半7分に平本選手が倒されて得たゴールやや左でのFKを、ヴェルディでのもとチームメート福田健介選手が見事にゴールに叩きこみ、ヴァンフォーレが幸先良く先制点を挙げました。レイソルGK菅野選手は一歩も動けませんでした。
その後の11分にも、佐々木選手が右寄りからアーリークロスを放り込んだところに走りこんだFWウーゴ選手がドンピシャ・ヘッドで追加点をあげ、レイソルが寝ている間に2点をかすめ取ることに成功しました。

  

早々に2点をリードしたヴァンフォーレでしたが、徐々にレイソルもお目ざめ、押し込まれる場面が続きました。福田健介選手の背後が手薄と読み、そこをつくようになりました。羽生選手はポリバレントな動きでスペースを埋めるべく奮闘していましたが、20分に右サイドにかぶってしまったところを大きく左サイドにふられ、松橋選手が突破されてクロスを上げられ、オウンゴールで失点。オウンゴールではありますが、きっちり守備陣を破られての失点で、レイソルの甲府対策を垣間見た気がしました。しかし、その後のDF陣は体を張って頑張ったと思います。

後半に入り、レイソルは次々と選手を投入してきましたが、連携は今一つでいわゆる「縦ポン」サッカーになりました。なんとかしのいでいましたが、どうも松尾主審のなにかのスイッチが入ったらしく、判定がレイソル寄りに動いたような気がしました。もともと、平本選手がヴェルディ時代に2回退場させられているという相性の悪い審判で、最初の得点につながったファウルをとってくれたあとは、まったくとらなくなりました。おそらく平本選手の特性を把握しているのだとは思いますが、もう少し近くで判定しないと選手にもイライラが募ってくるような気がしていました。それと、後半入ってきた水野選手は前レイソル所属ということもあり気合いが入っていたのですが、微妙なファウルをとられて余計なことをいったのか、いきなりイエロー。そこから立て続けにカードが切られました。松尾主審はヴァンフォーレの選手と対話する気持ちがみられず、カードをきって試合をコントロールしようとする、Jリーグでよく見かけるタイプの審判です。Jでは選手が「なぜファウルなのか」というようなことを言う場合がありますが、質問に対してコミュニケーションを取れないケースもあり、そうだとすれば残念です。なにより、あの試合がカード7枚も出すような試合あったとは思えませんでした。

  

そして、明らかに前がかりになっていたレイソルの勢いを止めたのが、バウル土屋でした。後半32分にショートカウンターからの好機と思いきや、一気にゴール前までダッシュ、左からのクロスをどんぴしゃ叩きこみました。その後も前線を4人に増やして後方から放り込みまくるレイソルをしのぎきり、うれしいホーム初勝利は快勝でした。

試合後にレイソルの応援と合宿のために甲府を訪れてくれていた千葉県にあるひだクリニックのデイケア・ナイトケアメンバーの方々による強豪フットサルチーム・エスパシオさまアトムズ甲府の練習試合もあり、心底充実した1日となりました。

合宿まではるとは、さすがに強豪は違います。・・・というわけで記念写真に混ぜていただきました。

最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。