湯治紀行@山口温泉
- 2013.03.10
- 日記
山口温泉は山梨県甲斐市にある個人所有の地下920mから湧き出す天然温泉です。1987年に山口氏が敷地内のブドウ畑をボーリングしたところ湧出したそうです。住宅街に溶け込んだ感じで建ってますので、初めて行く人はなかなかたどり着けないといわれているそうです。入浴料金は一人500円です。
泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(低張性・弱アルカリ性・温泉)、泉温41.6℃(気温:25.4℃)、湧出量 686L/min、pH7.65で、加水・加温・循環・消毒剤、すべてなし!の本物のかけ流し温泉です。内風呂はいい感じの岩風呂風味で、浴室に入ると弱い硫黄の臭いがします。湯温はぬるめですが、しっかりとお湯が投入されており、そばには飲用コップ。オーバーフローも贅沢なくらいしています。淡いエメラルドグリーンのお湯はなにより泉質がよく、ゆっくりと入ってると、肌にはびっしり泡がついてきます。この界隈では韮崎旭温泉と双璧の泡つき具合です。そのうちにヌルヌルとしてきて非常に気持ちよく、みなさん長湯しています。私も長湯で思わずうとうとしてしまいました。ただし、温泉成分のせいで床が滑りやすくなっており、ちょっと注意が必要です。
外には露天風呂があります。こちらも加温していないため、さすがに冬は寒いですが、寒い中はいるのは気持ちよかったです。さすがに、住宅地の中のため、眺望はほとんどありませんが、寒椿の気が青空に映えて見えました。全体に非加熱のため、ぬる湯ですが、それゆえに長時間ゆっくり浸かることができ、豊富な炭酸水素と塩分で浴後、身体がポカポカします。
豪華な作りの温泉ではありませんが、お湯は最高。で、しかも源泉は持ち帰りOKでペットボトルまでおいてあります。お近くにお寄りの際は、ぜひお試しください。
最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。
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