なでしこジャパン、ロンドンの戦い2

オリンピック予選グループ初戦を勝ち切ったサッカー女子日本代表、第2戦の相手は世界ランキング4位のスウェーデンでした。日本はパスサッカーですが、スウェーデンはカナダ同様のフィジカル中心のチーム。ゲームの序盤は静かな立ち上がりでしたが、日本は10分過ぎから主導権を握り、左サイドから何度か攻め込む流れを作りましたが、シュートの精度を欠いていました。

双方ともに中2日の連戦ということもあり、前半から中盤にスペースができる展開からシュートを打ちあいましたが、スウェーデンは25分を過ぎたころからツーラインでスペースを埋め、澤・宮間両選手が自由にパス先を探せなくなりました。研究されていることがわかりました。お互いに慎重な試合運びのまま前半は終了しました。

後半に入ってしばらくは前半の攻め手を修正した日本の時間帯でしたが、惜しいシュートが防がれるなどここでゴールを決めきることができず、徐々にスウェーデンの放り込みにディフェンスラインが押し込まれてセカンドボールが拾えなくなり、終盤はピンチが続いたもののなんとかしのぎきってスコアレスドロー、お互い勝ち点1を得た試合でした。

後半30分過ぎに投入された日テレ・ベレーザのFW岩淵真奈選手は2008年FIFA女子U-17ワールドカップで日本代表は準々決勝で敗退したにも関わらず大会MVPにあたるゴールデンボールを受賞した逸材で、随所に輝きを見せてくれました。2011年の女子ワールドカップでも途中出場でしたが、同じ優勝メンバーの安藤梢選手より先に使われたことから、期待の高まりを感じました。

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