サムライブルー、ロンドンでの戦い1

昨日はなでしこジャパンが快勝した、ロンドンオリンピックのサッカー予選リーグですが、今日は日本男子代表が優勝候補の名も高いスペイン代表に初戦でいどみました。
スペインはフル代表が2010年のワールドカップ、2012年のヨーロッパカップと大きな大会を連覇し、華麗なパスサッカーで世界に君臨する、「無敵艦隊」と評される強豪です。立ち上がりから、ある程度のボール支配は許すものの、冷静に試合を進めて、永井選手の快足をいかしたカウンターで渡り合い、互角に近い戦いとなっていました。
そして前半34分にコーナーキックから見事に大津選手があわせて先制ゴール! 会場は驚きに包まれました。そして前半41分には永井選手へのチャージによってスペイン選手に1発レッドカードが出て日本は数的優位に立ちました。そのまま前半は日本が1-0とリードして終了しました。

後半に入り、ボールを保持して攻めたてるスペインに対して、日本は永井選手を中心としたカウンターで対抗、何本も惜しいシュートをはなちますが、いずれも決めきれず。何度もあったチャンスのうち一本決めていれば、試合は決まっていたのですが、あやしい雰囲気が漂い始めました。代表チームは後半開始時に大津選手が負傷で交代した上に、さらに酒井宏樹選手も負傷交代で、戦術的交代ができなかったため、次第に試合のペースはスペインのものとなり、人的不利をものともせずに日本ディフェンスラインに挑みはじめました。繰り返される波状攻撃にさらされながらも、最後はなんとかしのぎきり、素晴らしいジャイアントキリングを見せてくれました。

課題はけが人のケアと、チャンス時の最後のシュートの精度を上げることでしょうが、心から熱く燃える試合を堪能しました。現地で観戦されている方、まさに一生の思い出となったことでしょう。本当におめでとうございます!

最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。