勝手に講演会in松沢病院

勝手に講演会シリーズ、今回は東京都立松沢病院デイケアにお邪魔してきました。

  

               立派な石造りの病院碑              わが国精神医学の父呉秀三先生

松沢病院のデイケアは2単位構成で、長期利用の方が多い大規模デイケアと若い方々を中心とするデイケアがあり、機能分化を志向しているそうです。東京では多摩地区を中心にデイケアでの就労支援を開始しているところも増加していることもあって今回はスタッフ向けのお話しをさせていただけることになり、「ぱれっと」のスタッフと一緒にお邪魔したのでした。

時間をオーバーしてお話をしてしまいましたが、質問もいただき、刺激を受けて山梨に戻ることができました。帰りの電車の中でスタッフと話しましたが、お伝えしておけばよかったということがありましたので、ここに記しておくことにします。

・内職作業として「スプーンに糸を通す」というものをやったが、自分には合わず、頭がどうにか
 なりそうになったことがあった。
・それが得意で粘り強くできる人もいて、人それぞれなんだと思った。
・好きな仕事だから頑張れると思う。
・薬が多かったころには物忘れがひどく、お願いして薬を変えてもらったり減らしてもらって楽になった。

いただいたアンケートのうち、掲載をお許しいただけたものの一部と、ネットにアップしていただいたご感想の一部をお伝えします。
・働くことで元気になれるのなら働ける場所が増えるとよいと思います。
・仕事はストレスの原因だと思っていましたが、考えを改めたいと思いました。
・IPSが導入できたら、たくさんの人を就労に結びつけることができると思いました。
・DCプログラムの中で具体的にできる就労支援の内容についてもう少しお話が聞きたかったです。
・スライドがすばらしい。ジョブズみたい。
・退促事業の人にIPSの話をしても中々受け入れてくれない。「まず就職したら?」というとかなり
 びっくりされ、何言ってんだこいつ、という目で見られる。たぶんIPSの考え方を知らないのであろう。
 押しかけ講演というのはすばらしい。世直し、宣教である。
・仕事のことで人のサポートする人は、自分の仕事観みたいなのを押し付けるのが、一番良くない
 ですよね。そして、元気に援助することが、ポイントと知りました。

最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。