なでしこジャパン、世界を制す!

FIFA女子ワールドカップ2011ドイツ大会で奮闘を続ける、我らがなでしこジャパン、ついに頂点を目指す一戦にこぎつけて、フランクフルトで世界ランク1位のアメリカと決勝戦を戦いました。

試合開始から、今までのチームにない、フィjジカルとスピード、さらにテクニックを兼ね備えた飴蘆花の猛攻に日本はさらされました。何回もピンチを迎え、シュートの雨が降り注がれました。あるシュートはg-ル枠をわずかにはずれ、あるシュートはゴールバーを、そしてまたあるシュートはポストをたたきました。なかなかチャンスを作ることのできない日本でしたが、前半の中ごろから少しずつパスがつながりはじめました。そしてなんとか前半は0-0でしのぎきりました。

後半もまた開始早々アメリカのチャンスがおとずれ、シュートがまたしてもゴールポストに守られ、澤選手がかきだすピンチがありました。さらにアメリカの猛攻が続き、連続コーナーキックもエース・ワンバック選手のヘディングもしのぎました。そして後半20分、佐々木監督が勝負に出ました。比較的機能しているように見えた、前線の安藤・大野両選手に代えて、丸山・永里選手を投入しました。しかし、その直後、ついにディフェンスが振り切られ、後半24分にモーガン選手に先制点を入れられてしまいました。

しかし、そこから反撃に転じた日本は後半34分、永里-丸山とつないだところに上がってきた宮間選手が同点ゴール! 土壇場で追いつたのでした。そのまま90分が過ぎ、ついに世紀の一戦は延長戦に突入したのでした。

延長に入ってもアメリカ優勢で試合は進みました。懸命にしのいでいた日本ですが、ついに延長前半14分にアメリカのワンバック選手のヘディングが決まり、1-2とリードを許してしまいました。それでもあきらめずに攻め続ける日本、ラスト5分でコーナーキックから澤選手の再度同点となるゴール!すさまじいまでの精神力を見せつけました。そして死闘はついに120分でも決着がつかず、とうとうPK戦での決着になりました。

この局面で海堀選手は2セーブ!日本は3人が決めて1人残しの3-1でPK戦を勝利し、なでしこジャパンはついにワールドカップを手にしたのでした。思わずTVの前で声を張り上げてガッツポーズしました。そして、すべての試合においてまさに獅子奮迅の活躍をした澤選手はこの試合の1点を積み上げ、今大会の得点王ならびに大会MVPとなりました。チームとしてもフェアプレー賞を獲得、世界に日本女子サッカーの素晴らしさを伝えてくれました。

あきらめない気持ちの大切さを教えてくれたサッカー日本女子代表に、人生の意味を教わったように思いました。そして、表彰式の後に、大震災への世界からの支援に対する感謝のメッセージを持って場内をヴィクトリー・ウォークする代表の佐々木監督の掲げた「がんばろう!日本!!」の書かれた日の丸を見て、本当に今日のこの一瞬からまた気持ちを新たに頑張っていこうという気持ちがわき上がりました。

なでしこJAPAN 世界を制す!

激闘の様子はこちらから見ることができます→http://www.fifa.com/womensworldcup/highlights/video/video=1476533/index.html

最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。